【ネタバレ注意!】『NEEDY GIRL OVERDOSE』考察!「ピ」とは?そして真エンドが示すのは?【全エンディング閲覧後推奨】

どうも。ネットに漂うインターネットデビルこと、とったんです。
今回の記事は『NEEDY GIRL OVERDOSE』の核心に迫るネタバレがふんだんに仕込まれてます。ネタバレ踏みたくない奴はブラウザバックするかインターネットやめろ。

以下、ネタバレ配慮のための余白













つい先日書いたニディガ(公式略称)の記事は読んでいただけたであろうか?別に有料部分は読まなくても構いません。その金があったら今すぐsteamでニディガを買え。

さて、前記事で述べたようにぼくは全エンディングを閲覧した身である。
思いのほか考察できそうなポイントがあるな…!と思ったが他の人がすでに考察し終えているのならそれを読めばいいだけでは?と思いググってみる。
こちらの方の考察は「sorena」とスタンプを送りたくなった。
その返しムカつく!

解釈・見解としてはだいたい同じである。
DATA0で判明する事実、秘密。そしてED「Do you like me? 好き好き大好き」での描写等から「ピ」の正体、そしてなぜあめちゃんがほとんどのEDで「ピ」を捨てるようなことをするのかが分かる。

「ピ」はあめちゃんが配信者としてやっていくために作り出した妄想の
、あるいはPC上の存在だったのである。プロデューサーのP(ピ)でもあり、パソコンのPでもあったわけだ。
妄想の存在を作り出す?なんでそんなことを…?と思うかもしれないが、ヒントは本編の雑談Lv5の配信にある。

この配信で超てんちゃん(あめちゃん)は昔、イマジナリーフレンドがいたことを告白している。友達のいなかったあめちゃんにとって大事な存在だった(都合の良い設定に書き替えられるということに自覚はあったようだが)。しかし、インターネットに触れて依存先が切り替わったことでいつしかイマジナリーフレンドは見えなくなってしまった。あめちゃんのなかでイマジナリーフレンドは必要なくなったのである。

本作で「ピ」と離別するエンドでは、大抵あめちゃんは「ピ」とは別の依存先(居場所)を手に入れていて、「もう必要ないや」と思って「ピ」を捨てている。「ピ」を妄想の存在と割り切っているからこそあっさり捨てれるのかもしれない。配信者グループに所属しそこの配信者と付き合うルートで「ピ」に助けを求めていたツイートがあったが、はじめは何だこのアマ…!?と困惑したが妄想の存在に助けを縋っていたのだとすると別の悲しみがある。

作品外の視点からの話になるが、制作者のにゃるら氏は「アタマのナカの鈴せんぱい」という漫画作品の原作を担当している。こちらはイマジナリーフレンドの上位?にあたる「タルパ」が見えるようになった少年の話である。
カオスヘッドの西條拓巳みたいなイメージ。
「タルパ」も妄想上の存在であるが、時に本人の思考の手助けをする補助的な役割を担うこともあるんだとか。Wikipediaで知った程度の知識なので定かではないけど。
あめちゃんにとって「ピ」も「タルパ」の一種なのかもしれない。

ちなみに別の人が考察していたのだが「ピ」は韓国語で「雨」を意味するらしい。あめちゃんから生み出された分身、という意味も兼ねてるんだとしたら脱帽である。一体いくつもの意味が重なっているんだ・・・?

さて、ここまで「ピ」の正体、役割について考察してきた。
前回の記事でマルチバッドエンドと評したが、それはあめちゃんと「ピ」の関係を、「ピ」を実在の人物(あるいは自分)として客観的に考えた場合である。下手をするとあめちゃんにとってED「healthy party」(やみ度0で強制的に突入するED。あめちゃんが配信者を止めて普通に就職する、魔女っ娘もえりんみたいなラスト)の方が却って幸せなのかもしれない。

それはそれとして実はニディガには隠しEDが存在する。
一つはやみ度100の状態でOD?もしくはやみ度を減らさない?行動をすると100分の1の確率で「すぐにけせ」イベントが発生する。これは真・女神転生の都市伝説のパロディで実績「megaten」が手に入る。
ぽけったーのツイートや『アタマのナカの鈴せんぱい』といい、メガテンネタ好きだなにゃるらさん。

もう一つはDATA0をクリア後、ED一覧のとなりに?マークが出現し、そのエンディングへのヒントが示される。
それを実行すると真のED「happy world end」に突入する。
条件は「(un)happy world end」と同じで最終日前日にある行動をすることで見れる。

その条件とは…(自力でたどり着きたい方はここらでブラウザバック)










インターネットをやめろ

つまり、今使っているPCのネット回線を切って最終日を迎えるのである。

…そんな画期的な演出ある?フラグ判定どうなってるの?

EDの詳細というか演出はぜひ自分の目で確かめてほしい(ファミ通並みの感想)

感想だけいうと(ほぼネタバレになるけど)、ぽけったー上のアカウント同士のやりとりに台本感があるのは演出上しょうがないけど、今までの他のツイートのリアリティからすごく浮いているのがどうも引っかかる。
超てんちゃんが人気の絶頂の真っただ中でインターネットやめます!って宣言して超てんちゃんが言うなら・・・ってみんなインターネットを止めていく。
「最後の一人になってしまった」「おーい誰かほかにいないのかー?」というツイートを最後に誰もインターネットにいなくなるのは星新一とか筒井康隆の小説みたいだなと思った。
すごい超展開と「INTERNET OVERDOSE」のアレンジBGMで流れていくTL。
一人の示した希望か絶望かよく分からないものにみんなが流れていく感じ、「終ノ空」の終盤を思い出した。

そして表示される「不明なエンディングに到達しました」というメッセージウィンドウ。ひょっとしたらこのゲーム(『NEEDY GIRL OVERDOSE』)はあめちゃんが作った仮想現実シミュレーターで、20個のエンドはシミュレーターが想定したエンドで、真エンドはシミュレーターが想定していないエンド(インターネットに接続されているのが前提だったため接続されてないパターンは考えられなかった?)だった・・・?だとしたらとんでもないSFじゃんこれ・・・。

いろいろ考えたら疲れたので寝るとしよう。
夜は寝たほうがいいとにゃるら氏も言ってたっけ。

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とったん
更新頻度は低いですが、サポートしていただけると生活が少しばかり潤いますので、更新頻度も上がるでしょう。