イタリア代表 ユーロ前テストマッチメンバー33人発表
今回はイタリア代表関連。イタリア代表がユーロ前テストマッチでのメンバー33人を発表。以下は紹介と雑感。
GK
クラーニョ(カリアリ)、ドンナルンマ(ミラン)
メレト(ナポリ)、シリグ(トリノ)
DF
アチェルビ(ラツィオ)、バストーニ(インテル)
ビラーギ(フィオレンティーナ)、ボヌッチ(ユベントス)
キエッリーニ(ユベントス)、ディロレンツォ(ナポリ)
フロレンツィ(PSG)、ラッツァーリ(ラツィオ)
マンチーニ(ローマ)、スピナッツォーラ(ローマ)
トロイ(アタランタ)
MF
バレッラ(インテル)、カストロビッリ(フィオレンティーナ)
クリスタンテ(ローマ)、ロカテッリ(サッスオーロ)
ペッレグリーニ(ローマ)、ペッシーナ(アタランタ)
センシ(インテル)、ヴェラッティ(PSG)
FW
ベロッティ(トリノ)、ベラルディ(サッスオーロ)
ベルナルデスキ(ユベントス)、キエーザ(ユベントス)
グリフォ(フライブルク)、インモービレ(ラツィオ)
インシーニェ(ナポリ)、ケーン(PSG)
ポリターノ(ナポリ)、ラスパドーリ(サッスオーロ)
雑感
驚きは怪我で離脱していたヴェラッティの召集。ヴェラッティはユーロ開幕に間に合うか微妙な状況だと報道されている。それでもイタリア代表としては、開幕後までを見据えてヴェラッティを召集したのだろう。ヴェラッティが起用できない場合にはセンシ、カストロビッリ、ロカテッリあたりが穴を埋めることになりそうだ。とくにセンシは今シーズン出場機会は少なかったが、タイプとしてヴェラッティに似ているので期待したい。
CL決勝を控えているチェルシー所属のジョルジーニョは召集発表されず。それでも本大会メンバーには離脱しない限り入ってきそうだ。中盤の層が厚い。
FWでのサプライズはラスパドーリの召集。サッスオーロでの先発出場が増加したことも大きく影響したのだろう。U21からの飛び級となったが、本大会メンバーからは当落線上だ。
DFではボヌッチ、キエッリーニ、アチェルビらの年齢を考えると、トロイ、バストーニらはメンバーに入れたいところだ。
全体を見て個人的に心配なのが、攻撃陣の高さ不足だ。元々、細かな崩しからのフィニッシュをイタリア代表が志向していることもあるが、国際大会では困ったときのセットプレーは定番の武器だ。終盤のパワープレー要員でもいいので、パヴォレッティあたりの召集を最後まで期待していたが、ダメだった。
後は戦術がどうなるのかにも注目。基本は451で、保持した場合には343気味になって、攻撃を仕掛ける。ただ、オプションとして532もオランダ戦でテストしている。個人的には532を本大会までにもう少トレーニングして、セカンドオプションを確立させて欲しい。前線の面々を見ると2トップで力を発揮しそうな選手が多い。