妻と縄 109.臨月のすき焼きパーティ(後半)
二人は重なったまま長い時間、動かなかった。
妻の小刻みな痙攣が治まる頃、ようやく妻は目を覚ましたように起き上がると唇を合わせた。
その自然な行動に、愛を感じずにはいられない。
「ああ、大将・・・素敵だったわ。凄く感じちゃった」
「ああ、カズミ、そう言ってもらえるのが一番嬉しいよ」
「ああっ、ずっとこうしていたい」
私の胸に鋭い痛みが走る。
愛し合う二人に私の入る余地はない。
私は握りしめた萎えたペニスに付いた精液を拭こうと動き始めた。
そしてティッシュを抜く音に気付いた妻は