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[002] 無意味な人生よ、さようなら!(六日め用)
☆再出発 2日め
みなさん、前向きな人生、送ってますか?
朝すっきりと目覚めて、一日が充実して過ごせて、三度の飯もうまく、夜になったらすっと気持ちよく眠れる。
そんな人生って、理想的ですよね。
でも、ぼくは明後日の方を向いて生きてるような人間で、働くのも嫌いだし、何かしたいことがあるわけでもないし、こうやって改めて文章にしてみると、本当にでくのぼうって感じです。
生きてるのがめんどくさいと思うことも、昔はよくありました。
毎日が低空飛行で「オレは何のために生きてるんだろう」と考えていた時期もあります。
言ってみれば「人生の無意味さ」に取り憑かれてたんですね。
で、ぼくは、この十年ほどヴィパッサナー瞑想というものをやるようになったんですよ。ちまたでマインドフルネスと言われてるやつの元になってる、初期仏教の瞑想法なんですけど。
この三年ほどはそれなりに熱心にやっていて、昨年と今年は二月に二十日間という長い合宿コースにも参加しました。
瞑想合宿では、朝から晩までほとんど座りっぱなしなので、慣れたとはいえ結構なしんどさがあります。
でもそうやって長い時間、頭の中が空っぽになるように調整していくと、意識が澄み渡る瞬間ってのがやってくるんです。
そうして、そういう意識状態のときに「ついに人生が楽しくなってきたな」って思うことができたんです。
二十年ほど前に「生きるのメンドウ」と思っていたぼくからすれば、格段の進歩です。
こうやって文章を綴るということにも、瞑想と似てるところがあります。
文章を書くとき、あらかじめどんなことを書くか、考えて書く人もいれば、いきなり書き始めて、そのときの流れに任せる人もいるでしょう。
どちらにしても、自分で言葉を選んで書いていくわけですが、すらすらと文章が書けるときっていうのは、自分で考えて書いてるというより、言葉が勝手に浮かんできて、自動的に書いてる状態になるんですよね。心理学の言葉では「流れ」に入ってるっていう意味で、これをフローと言います。
頭の中がうまく調整されると、こういう瞑想状態に入って、努力せずに文章が湧き出てくるようになるわけです。
そうなるためには、やはり十分な練習時間が必要で、少しずつでもとにかく練習を続けることが肝心だよね、という話になります。
瞑想自体は、人によって合う合わないがありますが、文章を書いていて行き詰まったときには、とりあえず三回ほど深呼吸をしてみたり、立ち上がって少し歩いてみたりするのがいいですね。
そうやって、考えることを一旦やめて、頭を休めてやると
、気分がリフレッシュされて、続きを書く意欲も湧いてくるというものです。
瞑想に違和感がない方なら、1-2分から5分程度の短い瞑想もおすすめです。
ネット上で文章を公開していると、「人生の無意味さ」というほどのものではなくても、「こんな文章書いてて何になるんだろう」といった迷いが、出てくるときもあるでしょう。
そんなときも、無理に書こうとするよりは、少し頭を休めてやることが、遠回りなようで、実際には近道になるわけです。
完璧なまでに前向きで、充実しきった人生とはなかなかいかなくても、無理のない範囲で自分なりのペースをつかんで、楽しみながら書くこと。
これが大切です。
ちょっと疲れたなーと思ったら、しっかり頭を空っぽにするために、1分間でいいから時間を取ってみましょう。
そうやって再充電することができれば、楽しみながら書き続けることにつながり、継続こそが力の源ですから、文章力も少しずつ充実してくるわけです。
てなことで今日は、低空飛行な人生が、瞑想で楽しくなってきた話を、文章力の充実と重ねて書いてみました。
それではみなさんナマステジーっ♬
#コラム #エッセイ #茫洋流浪 #文章力 #文章術 #書くこと #文章力養成100日コース
[みなさまの暖かいスキ・シェア・サポートが、巡りめぐって世界を豊かにしてゆくことを、いつも祈っております]
☆この記事は、ヤヤナギさんがこちら
https://note.com/yanagingin/n/nfcd5ce5b1529
で企画している
#100日間連続投稿マラソン
に参加しています。
[これは100日連続投稿の6日め用に準備していた文章ですが、諸事情で連続投稿が途切れてしまったため、再出発の 2日めとして投稿します]
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