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[文章力養成] 004 四日め、妖怪でいっぱいの世の中、そんな想像力の話。
☆4日め
人間の存在って、ホントに一人ひとり違うもんですよね。
みんな違ってみんないい。
そうすぱっと言えたらいいんですけど、違いというのが受け入れられなくて、つい「違う誰か」を疎ましく思ってしまったりするのも人間です。
それで、あるときふと思ったことなんですけど、「この人は確かに人間だ」っていうような人って果たしているんだろうかって。
つまりです、人間なんてものはホントーは存在してなくて、みんなが人間だと思ってるのは実は全部妖怪なんです。あの人もこの人も、みーんな妖怪で、人間の皮をかぶってるだけってわけなんです。
勘違いしないでくださいよ。ぼくも妖怪ですし、あなたも妖怪なんです。
でも生まれたときに人間の皮をかぶせられちゃてるもんだから、自分が妖怪だなんてこれっぽっちも知らないわけです。
とまあそんなような、空想力全開で、ちょっと妄想入ってる想像なんですけどね。
人間の皮をかぶってて、人間らしく行動はしてるんだけど、実際の中身は想像もつかないような奇妙な存在で、それぞれに人間とは違った欲求を隠して生きている。
ちょっと怖い想像でしょうか。
文章を書くときに大切なものの一つに発想力というものがあります。
小説など創作をするときだけでなく、エッセイやコラムなどを書く場合にも、普通とは違う切り口で物事を見ることができれば、人の注意を惹きつけることができますよね。
人間の皮をかぶった妖怪なんて話は、あまり趣味のいいものではありませんので一般受けはしないでしょうが、ぼくの場合はもともとがマイナー指向の人間ですので、少数の人にでも、「これはちょっとおもしろいな」と思ってもらえれば、それでいいわけです。
どんな空想をして、どんな発想として文章に組み入れるかはあなた次第です。
日常生活の中にある、ごく普通の物や事を、ちょっとだけ視点を変えてみてやるだけで、いろいろな可能性が生まれてくるでしょう。
ありふれた発想かな、とか考えて自己規制する必要はありません。
猫が喋ったらどうだろう(夏目漱石もサキも書いてます)とか、レモンが爆弾だったら(梶井基次郎の檸檬はあまりにも有名です)とか、先人の発想を使わせてもらうのもいい方法でしょう。
そこにあなたなりの何かを、少しでもつけ加えることができれば、それがあなたの発想力を豊かにし、文章力に深みを与えてくれるのです。
難しく考えず、とにかく試しにやってみることです。
「これはいいかも」と思ったら、「うまくいくかな」とか悩まずに、まずは実行してみる。
これが自分を変えるための極意です。
そして、あなたの中のカワイイ妖怪が、何か素敵なヒントをくれるかもしれませんしね!
てなことで、それではみなさんナマステジーっ♬
#コラム #エッセイ #茫洋流浪 #文章力 #文章術 #書くこと #文章力養成100日コース
[みなさまの暖かいスキ・シェア・サポートが、巡りめぐって世界を豊かにしてゆくことを、いつも祈っております]
☆この記事は、ヤヤナギさんがこちら
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