[俳諧さんぽ] 高尾の朝、世田谷の朝
山の斜面にへばり着いた秘密基地のような家に滞在している。
中学時代からの友人の所有で、今は亡き父君の代から会社の事務所・研究所兼住居として使っていた物件なのだが、現在は朽ち果てながらも物置きとなっている場所だ。
高尾駅から15分も歩けば着く十分便利なところだが、何しろコンクリで固めたすごい斜面を登らないと家に入れないので、難儀な物件とも言える。
夏至を過ぎた今の時期、朝5時半には強い陽射しが水平に射してくるが、裏山では涼しげに木漏れ日が揺れている。
ひんやりと木漏れ日おどる夏の朝
そういえば子どもの頃の夏休み、朝のすがすがしい時間が心地よかった。建て替える前の東京世田谷の実家には木の茂る庭があって、縁側に座ってくつろぐいだのは心安らぐ想い出である。
そろそろ日本を離れ、タイ経由でインドへ向かおうと思っている。日本の涼やかな夏の朝とはしばらくお別れだ。
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