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詩作集・天網恢恢

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この世界はみんなで見ている夢にすぎない。そこを出発点として。
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2014年12月の記事一覧

午前零時に 絶対零度の涙

午前零時に 絶対零度の涙

午前零時に 絶対零度の涙

Reebokを履いたきみよ 涙をまとって踊れ

つい言葉が尖って 後ろめたさに後ろ髪

胃が痛む 暗雲が落とす氷雨ぼたぼた

すてちまえ 憂いも空き缶も闇の中へ

絶対的孤独の中 絶対的いのちを生きれば

月が雲を離れ ぼくを静かに照らす

[有料部分に自註を置きます。 2015.01.13] [投げ銭歓迎いたします]

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今のこの瞬間の

今のこの瞬間の
無意味を味わう

何もいらないから
ただここにいるだけでよくて

自分の中のがらくたはそのままに
ぼんやりと世界に目をやって

神さまのひまつぶしを
きちんと楽しむことができれば

あとは何もいらないんだ
すべてはそこにあるんだから

[続きにはこの作品にまつわる想いを書きます]

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ぼくたちはもう平和を

ぼくたちはもう平和を
あきらめてしまったのだろうか

時代の波に流されて
こころの闇に目をつぶり

自分の周りの平穏さえ
すこしの笑いさえあればと

大きな願いに手を伸ばす
そんな力はもうないのだと

ぼくたちはけれど本当に
平和を望んでいたのだろうか

自分の中の愚かさは見ず
他人の中の罪だけを裁き

大きな正義があると信じて
悪を焼きつくしてるつもりになって

ただ争いを続けるだけで
平和にな

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つながるということは

つながるということは
今この瞬間につながるということ

さっきまでつながっていなかったものが
今まさにこの瞬間つながる

次の瞬間にはもう
つながっていないかもしれない

そのことをおそれずに今を味わう
つながっている今この瞬間を

すべての想いははかない
すべての命はやがて散る

ひとひらの雪のようにこの世に落ちて
ひとひらの雪のようにこの世から去る

それが定めなのだから
今をしっかりと味わい

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