世界の望む静謐の感想を書いたバイヤー猫
更新者まえがき
お久しぶりです。暑くなったり寒くなったり、何とも居心地の悪い日々いかがでしょうか。曇や雨、次の日快晴熱帯気候。布団の枚数どうすれば。悩みの尽きない日々を送っております。
私転職をいたしまして、その移行期間の休みで函館に行ったり、家でダラダラと過ごしたり、コーヒー入れてジム行ってダラダラしたり、ゲームしてサウナ行ってダラダラしたり、何とも実りの無い一ヶ月半を過ごしました。
その間に風邪を引き頭痛に打ちのめされ、胃の気持ち悪さに足底筋膜炎、私の身体は休まっているのか、ただ退化しているのか。目標だったダイエットも全く達成できず。仕事始まったら頑張ります。
どうやらバイヤー猫がまた感想を書いたようです。全く知らない小説ですが、一体どんな内容なのでしょうか。
世界の望む静謐 倉知淳
古畑任三郎だ!これ第一印象。
いわゆる倒叙ミステリというジャンルらしい。簡単にいうと犯人または犯行の一部がわかっている状態で話がすすむミステリ。←ミステリに詳しいわけじゃないので、調べたよ。
古畑任三郎の他には刑事コロンボとかがこれに該当する。事情聴取のたびにじわじわと犯人に迫って追いついていく感じがこのジャンルの面白いところだと思う。
本著の主役は死神の様な風貌の乙姫警部。名前とのギャップと、コンビを組んでいるイケメン鈴木刑事(名前を取り替えた方が良い)の凸凹感が印象的。
犯行現場で、乙姫警部がなにかを気にしている。この気にしていることが毎回、犯人特定の鍵となる。いや、読んでる側は犯人はわかっているから真相究明の鍵かな。
突発的な殺人と計画的な犯罪、どちらのパターンでも犯人が後悔はしていないのと、ある意味では目的を達成して、清々しいくらいな気持ちで逮捕されていく。乙姫警部との会話による騙し合い勝負を読者だけでなく犯人も楽しんでしまっているのかも。喋りすぎるとボロが出ちゃうよって止めに入りたくなる。
最初の『愚者の選択』では売れっ子漫画家が殺される。その漫画がコナンみたいな探偵漫画から、ワンピースみたいな冒険物描きたいからコナンの連載終了するって言ったことで殺されちゃうの。コナンもワンピースも私が勝手に言ってることなんだけど、想像できるモデルがあると笑えて良いよね。
『世界の望む静謐』は四篇の中の最後の話で、話とは合った題名なんだけど、本の全体的な印象とは合ってない気がする。綺麗すぎるんだよね。いっそ死神刑事とか単純な名前のが良いのでは?んー、でも題名に惹かれてつい手に取った本だからまんまとやられたのか。
評価
バイヤー猫に評価を聞いてみたところ
評価は★★★★☆
だそうです。
比較的高評価のようです。
※シリーズ第二段だった。第一弾は『皇帝と拳銃と』
こちらから読んでも問題はなかった。気づかなかったし。
だそうです。小説は特に続きものかどうかわかんないですよね。
更新者あとがき
刑事コロンボや古畑任三郎のようって、Z世代の方々わかるのかな…とふと疑問になりました。Google先生に最近の倒叙ミステリを質問しても、良い回答が得られなかったので、CHATGPTさんに質問を投げかけてみました。
さまよう刃、魔法少女は黒猫の夢を見るか?と全く知らない題名が2作。
さまよう刃は東野圭吾著、刊行は2004年のようですが、2021年にWOWOWでドラマ化だそうです。まあ及第点といった回答だと思います(本当に倒叙ミステリなのかは不明)。
魔法少女は黒猫の夢を見るか?はGoogle検索で出てこないのですが、一体何の話なのでしょうか・・・。
魔法少女は黒猫の夢を見るか?のあらすじはこちらのようです。作家さぎりゆきさんを検索したのですが、ヒットしません。
本当にこの作家さん、この物語は存在するのでしょうか?新たなミステリの幕開けです。
それではまた。