左折レーンにはご注意を
年始早々、違反切符を切られた。
せっかくの休暇なので親の車を借りてドライブ。もう少しで目的地に到着という場所で、警察に呼び止められた。
(何がいけなかったのだろう?)
ちょうど信号が変わり発進したタイミングだったため、信号無視はあり得ない。スピード違反ということもないだろう。何が違反にあたったのか戸惑いながら、警察官の言葉を待った。
「お兄さん、この辺あまり来ないですか?あそこ、左折専用レーンなんですよ」
うっかりしていた。
元々運動神経は悪く、車の運転も得意な方ではない。大学時代はほとんどペーパードライバーとして過ごした。会社の営業活動で必要に駆られ、本格的に運転するようになったのはほんの2年ほど前だ。それゆえにかえって、安全運転は心がけていたと思う。
左側は走行車線。右側は追い越し車線。だから迷ったらとりあえず左車線を選べば間違いない。
無意識のうちに、自分にそう刷り込んでしまっていたのだろう。
左折専用レーンがあることは知識としては知っていたし、交通標識も理解していたはずだった。しかし思い込みや刷り込みというのは怖いもので、ついつい見逃してしまったのだ。
尤も、その左折レーンも非常に分かりづらかったことは否めない。警察が張っていたということは、「左折専用レーンの罠」に気づかず引っかかる車が多いということの裏返しだろう。根本対策としては、そもそも間違えないような表示に改めることが必要ではないだろうか?
…いや、やめておこう。違反は違反、自分の責任だ。一歩間違えたら、事故につながっていたかもしれない。
6,000円の罰金と1点減点は痛かったが、取り返しのつかない事態を未然に防いでもらえたと思うことにしよう。
また考えようによっては、運転や交通ルールに対する自分の誤った認識を正す機会になった、とも言える。何事もプラス思考が肝要だ。
今回の件を肝に銘じてきちんと交通ルールを守り、今後とも安全運転を続けていきたい。
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