糸の作り方
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糸はざっくりと作り方、原料、混率、形状に分けられます。紡績の方法によってある程度使える原料が決まってきます。特に天然繊維は繊維の長さによって紡績方法、紡績機が変わります。
とまぁ、こんな話をここで細かく書いても仕方ないので割愛しますが、まず最初に決めるのは用途です。簡単に言うと、
“どんなシーンで着る服の糸なのか”です。
綺麗目?カジュアル?ミリタリー?ワーク?スポーツ?アウトドア?
ここ数年、ライフスタイルが多様化してファッションの世界も分類化が進みました。When:いつ、Where:どこで、Who:誰が、What:何を、Why:どうして、How:どのように着る服なのか。そのための糸を考えます。
≒Cooking
狙いどころが決まったら、次は設計です。混率、番手、形状です。コーマかけるとかドラフト倍率どうするかとか撚り数どうするとか話し始めるとマニアックで面白くないので、簡単に話しますね。
どんな人でも少なからず料理はした事ありますよね?
今日は何を食べようか?和食?中華?イタリアン?フレンチ?エスニック?誰と?どこで?
僕は常々、糸作りと料理って似てるなって思っています。ジャンルを選んで、材料選んで調理方法決めて、完成形を目指して作るじゃないですか?彩りはどうだろう?お皿は?量は?アレンジ方法もいっぱいありますよね。
味見してみて、「もう少し火を通した方がいいかな〜」とか「しょっぱすぎた」とかってあると思います。
同じように、新しい糸も「もう少し艶が欲しいな〜」とか「硬くなりすぎた」ってよくある話なのです。一回でうまくいかないですが、好みにする方法はあるんです。
当然、隠し味も!!
誰も気づかないかもしれませんが、みなさんが店頭で手に取ってしまう理由がその「隠し味」だったりするかもですね。
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