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【リフレクション】研究テーマとデザイン活動において大事なこと:Xデザイン学校2023アドバンスコース#1
研究テーマ
今年度は、「構想力の育成」と「デザインスキルの設定/評価」の二つの研究テーマをさらに進めてみたいと思う。
構想力の育成については、昨年度に実験してみた結果を踏まえて、構想のアイデアを考えるワークショップのようなかたちでまとめてみる。
構想力の研究は、アドバンスコースのメンバーの「大人の自由研究」や「個人のやりたいことと組織の目標をつなげる」といったテーマと関連することがあるかもしれない。
デザインスキルの研究は、2018年頃にまとめたものから、近年さらに広がってきているデザインの知見を考慮して更新してみたい。
例えば、問題解決と意味形成、デザインの専門家と非専門家という視点を考慮して、「どうすれば職種としてのデザイナー/ノンデザイナーにとってのデザインスキルを組織ごとに設定できるか」という問いが、研究テーマになるかもしれない。
デザインスキルを誰もが元々持っているとされているデザイン能力と、実践することで身につけるスキルという軸で整理し、実践することで身につけるスキルの多様なパターンが職種というフレームになるのかもしれない。
デザインスキルを設定するワークショップも実験してみたいと思う。
デザイン活動において大事なこと
デザイン活動において大事なことについて考える機会になった。
自分たちのアセットを活用して、ある領域でビジョンを提案していくことは重要
職種を越えて、同じ目標を達成するためのEXの設計が重要
日本のデザイン思考の問題として、体験的になっていない、本質的な問題にたどり着いていない、美しさの視点が欠けているといったことがある
対象ユーザー/ステークホルダーをどう捉えて、ユーザーにとっての価値から、いかに自分たち事として発想/妄想を広げるかが重要なのかもしれない
どのような体験を提供したいかというブランド体験にはビジョンも含まれる。Vision + UX(To-Be)= BX と捉えられるかもしれない
パターン化/メソッド化したものは、問題解決の道具として表面的に使われることも多い。本質的なことを問い直し続けることが重要