【リフレクション】Employee Experienceが問われる「真実の瞬間」:Xデザイン学校2022 アドバンスコース#5
EX(Employee Experience)のデザインには大きく二つの視点がある。
サービスのユーザー体験を豊かにするために、サービス提供者側の体験をよくする
従業員の働く体験をよくする
EXはサービスをデザインする人だけでなく、人事やマネジメントをする人にとっても重要な視点だ。
そして、二つのEXをつなぐための視点がいくつかある。
BX(Brand Experience:ブランド体験)
EXをよくするサービスを実現する仕組み(ビジネス的視点)
企業文化
従業員は企業というスコープで見れば従業員だが、個人として見れば生活者でもあり、社会的に見れば市民でもある。
このスコープの違いは、いま研究している「企業での構想力の育成方法」を考えるときにも考慮した方が良いのかもしれない。
たとえば、企業の従業員として描きたい構想と個人として描きたい構想は異なる場合がありそうだ。
EXは、組織で事件が起こるとき(真実の瞬間)に試される。
真実の瞬間には、予測できるものとできないものがあるが、EXがデザインされていれば、真実の瞬間はEXがよいという認識が高まる機会になる。
EXには企業文化が大きく影響するのかもしれない。
前回のデザイン文化についての内容と通じるところがある。
文化のデザインは時間がかかるが、従業員の体験、提供するサービスのユーザー体験を豊かにするためのベースになる、重要な視点なのではないかと思う。
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