オットー_ネーベル

折々の歌詞(107)

どうして 歴史の上に言葉が生まれたのか/太陽 酸素 海 風/もう充分だった筈でしょう

 椎名林檎

「本能」(2000)創世記のスケールで語り起こされた「歴史」がタイトルと響き合い、以降の「生命」、「衝動」、「劣等感」、「真実」などが神話的原罪の暗示となる。ワンフレーズで類型的情緒を脱し、普遍に達した。

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