洋楽『Hope feat. Winona Oak』(The Chainsmokers) 様々な形の愛と別れ

リズミカルなのに音は重く、メロディは美しくも悲しげ。ハスキーな女性ボーカルが歌う、(恐らく)男女の別れの詩。彼らの王道なナンバーである。

それにしても離別をテーマにした詩って多い。そこで語られるのは色んな形の愛と別れだ。

なんで歌の歌詞って、恋や愛がテーマになっているものが多いんだろう。昔、兄がそんなこと言っていた。たしかに洋邦問わずに多い。

それはきっと、そのほうが自分の心情を整理しやすいからなんじゃないかな。それに、メロディに載せた方が相手に伝えやすいのかもしれない。でも、もしかしたら伝わらなくてもいいのかもしれない。

歌詞の解釈って、聞き手がそれぞれしたいようにできる。洋楽は特にそうだ。僕が外国語に堪能ではないから、そう思えるのかもしれない。けどそれはそれで楽しみが多くて良い。アーティスト本人の解釈もあまり見ない。

僕は洋楽も邦楽も歌詞を気にすることはあまりない。気になったら軽く調べて、「こんなこと歌っているんだな」と思うくらい。

でも、この曲『Hope』は、サビの歌詞をいつまでも噛み締めたくなる。その時々によって感じ方がきっと違うだろう。

スタジオ版も素敵だが、公式のスタジオライブ版も素敵だ。演奏が少し荒々しく、ギターのアレンジが新たに加わっている。それがまた、この曲が持つ悲しみを盛り上げている。

大切な人との別れがきても、自分はこういうふうに思えるだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?