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みんなが愛してやまない、sioの白味噌豚汁の作り方

sioの作る、白味噌の豚汁。
飲んだ瞬間に、とろけるようなまろやかな甘みと旨味が口いっぱいに広がる最高の一杯

最初の一口を飲んだ時の
皆さんの幸せそうな笑顔を
拝見するのが大好きです

はい、若干入りが気持ち悪い感じになってしまいました(笑)が、、、
今回はその笑顔をお家でも体験して頂きたいと思いまして、「みんなが愛してやまない、sioの白味噌豚汁」に使っている食材や調味料、プロの料理人ならではのこだわりのポイントや、意外なコツを踏まえながらレシピを公開したいと思いますので、宜しくお願い致します。
是非お家でもsioの豚汁を作ってみて下さい!


途中で調味料や食材の紹介を入れると見づらいと思いますので最後にまとめておきますね。

まずレシピはこちら、食材はとてもシンプルです。

具材

人参 75g
大根 100g
牛蒡 60g
こんにゃく(アク抜き済み)125g
長ネギ 100g
豚バラ肉 125g

調味料

●鰹と昆布ダシ 1ℓ
※2ℓの水に対して昆布30g、鰹節40gでとったもの(出汁パックでも代用可)
●おろし生姜(チューブでも代用可)4g
●白味噌 110g
●合わせみそ 15g
●日本酒 25g
●白醤油 15g(薄口醤油で代用可)
●オリーブオイル大さじ 1杯
(香りの少ないピュアオリーブオイルが望ましいです)


仕上げ
●白髪ネギ
●極上七味

まずは1番出汁をとります。

一番出汁をとるにあたっての注意点
1、お出汁の仕上がりのイメージは、クリアなんだけど味噌に負けないように良い意味で少しだけ雑味を(旨味)出すこと。
2、飲んだ時に鰹節の香りが立つように鰹節の量を少し多めにしている。
3、鰹節は雑味がでないように血合が入っていないものを使うことでクリアな仕上げにしてあります。
4、お出汁の温度管理をしてあげることです。

ここが1番手間暇がかかる作業なので一緒に頑張りましょう!美味しいお出汁さえとってしまえばゴールはすぐそこです。

まず、昆布を水から弱火でゆっくりと60度まで温度を引き上げ、その状態で40分保ちます。
なぜなら昆布の旨味成分であるグルタミン酸は、60度の温度帯が旨味が出やすいためです。

目安として60度くらいになると泡が少し出てきます。



40分経過したら、今度は温度を85度まで上げていきます。(この時も弱火でじっくりと温度を上げていきます)
85度なんて知らねぇし分かんねぇよ!
って突っ込みを入れたい方は、沸く寸前で大丈夫ですのでご安心を。笑
85度、もしくは沸く寸前になったら鰹節を投入します。(結構な量ですが美味しさには変えられません)
鰹節を入れたら火を消して15分放置します。
85度の温度帯が鰹節の旨味と香りが抽出しやすい温度になっていて、15分置くことで旨味をしっかり抽出していきます。

※「この作業をしない場合は、出汁パックでお出汁をとり、仕上げに追い鰹をして鰹の風味が強めなお出汁を取ることをおすすめします。それも面倒な方は出汁パックのみでも全然大丈夫です」

ここでようやくお出汁を濾します。


はい、ヤバいです
黄金のお出汁です
これだけでもヤバいです
これに塩入れて飲むだけでもヤバいです
優勝です。

ではお野菜を切っていきましょう
※ちなみに今回使用している画像は、レシピの倍量で仕込んでいる為、実際はこの半量になりますのでご理解お願い致します。


細かい所はズームしてチェックしてみて下さい。

牛蒡は薄切り、長ネギは太めにカット、大根と人参はイチョウ切りにしていきます。(あまり薄くカットしない方が食感と食べ応えが出てよい感じに仕上がります)蒟蒻はスプーンでカット(そうすることで面積が凸凹しているので一体感とリズムが生まれます。)していきます。

豚バラ肉は薄めのスライスの物がおすすめです

豚バラスライスは一口大にカットしていきます。
材料のおろし生姜は、あらかじめおろしておいて下さい。(チューブのおろし生姜でも大丈夫です)

切り出しができたら調理して参ります。

まず、中火で分量外の大さじ一杯のオリーブオイルで牛蒡を炒めていきます。

炒めることで香りと旨味を引き出します

牛蒡の良い香りがしてきたら、大根と人参を投入して更に炒めていきます。

この画像のように3分ほど炒めると火が入ってきて、大根も透明になってきます。

最初に野菜を炒めてあげることで香りと野菜の旨味が引き立ちます。
それにその後の作業がかなり早くなります。

炒めたら先程とった極上のお出汁を入れていきます。

はい、かなり順調です

出汁を入れたら蒟蒻も入れ強火にして沸かします。

沸いたら灰汁を取り除き、鍋に蓋をして5分間弱火で煮込みます。

蓋をしたら。ふつふつと沸くくらいの弱火に調節お願いします。

蓋をする事で均等に早く野菜に火が入ります。

5分経ちましたの図

野菜に火が入っているか確認します。食感残るくらいに火が入っていれば大丈夫です。

次は長ネギと豚バラスライスを入れていきます。
この時、豚バラ肉はくっつかないように解しながら入れていきます。
豚バラ肉に均等に火が入るように箸で解してあげます。

火加減を強火にして一度沸かします。

この時豚肉から灰汁がでるので丁寧に取り除いてあげます。
灰汁を取り除いたら再度鍋に蓋をして3分間弱火で煮込みます。

蓋をして3分後の図

野菜とお肉に火が入ったら火を止めて仕上げていきます。

みなさんもう少しで美味しい豚汁がてきますからね、一緒に頑張りましょう!

仕上げに
おろし生姜、日本酒、白醤油を入れます。
そして白味噌と合わせ味噌は溶き入れて行きます。(お子様がいて、日本酒のアルコールが気になる方は、最初にお出汁と一緒に入れて頂ければ大丈夫です)
味噌を溶き入れたら最後の最後にピュアオリーブオイルを入れます。
美味しいポイントは、仕上げの調味料は火を止めてから入れること。
あえて火を入れないで調味料のフレッシュ感を残す事で、全ての調味料が豚汁の中で踊りだし、軽やかな仕上がりになります。

皆様お疲れ様でした、最高の豚汁が出来上がりです。


再度加加熱して熱々まで温めます。
では早速器によそい白髪ネギを乗せて、熱々の豚汁を食べましょう!
自分の場合、七味はマストであった方がいいです。

白味噌の甘みと深いコク、
かつてない豚汁との出会い
その出会いは必然で
あなたの心を離しません!笑

オーマイゴッド
旨いに決まっとるやないか

ご覧になって頂いた方、ありがとうございます!
是非sioの白味噌豚汁を作って、最高の豚汁ライフをお楽しみください。
ちなみにこの豚汁ですが、sioの朝定食と合わせることを前提に、味わいだったり、野菜のカットだったりを設計して作りあげております。
sioの朝定食と一緒に食べることで最っ高に気持ちいい仕上がり
という訳です。
ですので、お家でつくる際は自分好みにアレンジしても全然オッケーだと思います。

それに自分の作った豚汁と、実際にsioで食べる豚汁との答え合わせも絶対おもしろいと思います。

#白味噌豚汁
で最高の豚汁の報告お待ちしております!


最後に、レシピより大事なこと

それは自分がどんな仕上がりの豚汁が食べたいかを明確にイメージすること。
どんな味付けであるか、野菜のカットや火入れ具合、香りはどんな感じか、温度帯、見た目など、より明確にイメージできるといいと思います。

なんならテーブルに座って熱々の豚汁をふーふー、ズズっと啜り、はぁ〜うめぇな!
っと天を仰ぐ。

ここまで想像してからスタートすると随分と美味しくなります。
嘘じゃないです、これ本当です。笑
自分は料理を作る時、大抵これをやってから作り始めます。
それを踏まえた上で作ると、より美味しく楽しいく作って頂けると思います。

最後までお読み頂きありがとうございました!
作って頂けた皆様にsioでお会いできる日を楽しみにしております!


幸せの分母が増えますように。


食材紹介

実際にsioで使わせて頂いている食材。

こんぶ土居さんの真昆布。雑味のないクリアで上品なお出汁がとれて最高です!


盛田さんの白醤油、淡い色合いと甘み、旨味、塩味があり、白味噌豚汁の輪郭をつけるのに最高です。

加藤みそさんの京白みそ
sioの豚汁に上品な甘みと深いコクを与えてくれる今回の主役です。

最後に、忘れてはいけないやまつ辻田さんの極上七味。かけるだけでここまでご機嫌になれる七味は唯一無二。


#おうちでsio
#白味噌豚汁
#sio
#中村俊也

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