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ラオス旅行(仮)その1
皆さんはラオスと聞いて何が思い浮かぶだろうか。正直言って、私は何も思い浮かばなかった。
ラオスの近隣に位置する東南アジアの周辺国なら、どの国にも何かしらのイメージが浮かぶ。タイはエメラルド仏やプーケット島、何よりもタイ料理が美味しい。マレーシアはミーゴレンでベトナムはフォー。何だか食べ物ばかりだが、間違ってはないだろう。カンボジアにはアンコールワットがあり、ミャンマーは軍事独裁政権がえらい事態を起こしている国。
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では、ラオスというと? 何とも不思議な空白地帯である。
私の同僚にラオス好きがいて、バックパックを背負ってもう何度もラオスを旅しているそうだ。話すと口早に魅力を語るのだが、やはり自分の目で確かめないと、こういうのはなかなか理解できないものだ。それでまあ、今私はビエンチャン、ラオスの首都にいるわけなのだ。
日本からラオスへの直行便はなく、ベトナムやタイで乗り継ぐのが一般的だ。私はベトナムのハノイ経由でラオスに向かった。成田空港で乗り継ぎ便のチェックインが出来なかったため、ハノイでは一度、ベトナムで出入国する羽目になった。ベトナムは初めて訪れたが、40分ほどのベトナム滞在だった。
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2月の日本は冬の寒さが1番厳しい時期だが、ビエンチャンは乾季のため、この時期は1番過ごしやすい。何より、旅行者の立場だと、傘などの雨具を持ってこなくて済むというのはありがたい。
昨夜のうちにセントラルホテルヴィエナという名前は立派なゲストハウスにチェックインし、今日は郊外にあるブッダパークと、中心地にある戦没者慰霊塔や寺院を見物した。ひと回りした感想は、なるほど、ラオスはタイと同じような上座部仏教国なのだな、だ。
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ビエンチャンの観光スポットとして有名なタットルーアンやワットシーサケートを訪れると、金ぴかに彩られた寺院の建物が遠くからでも目立つ。寝仏像も全身金ぴかである。しかし、それ以外の仏像は無着色で地味な石像が多く、タイほどの派手さは感じない。適度な派手さ、といったところか。仏前に供える花は日本なら菊だが、ラオスではオレンジ色のボンボンのような花だった。これを笹の葉のような葉っぱを巻いて作ったスタンドに重ねて差す。色んな所で売られていた。
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ビエンチャン市内にあるキャピタル・バスステーションからローカルバスで1時間ほどのブッダパークは、なかなか唖然とさせられる施設だった。統一感がまるでない……。
ブッダパークというくらいなのだから仏教施設だと思うのだが、それ以外の宗教に関係する石像も多く混じっているように見える。たくさんのコブラに対面し、両脇にワニを従える仏像がある。ヒンドゥー教のような一面六臂の仏像の後ろで、まるで組体操のような扇型を作る仏像たち。
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園内にはオレンジ色の袈裟を身に付けたお坊さんの姿も見え、真面目な仏教施設なのだという事は理解できたが、いまひとつ、ありがたみに欠けるところがある。でも、宗教的テーマパークだと思えば、楽しんで散策できる公園である。