あと少しで製図本試験!
製図本試験まで残すところあと数日となりました。台風が少し心配ですが、それは心配してもしょうがないことなので、とりあえずは準備に専念しましょう。
さて今日は本試験までの過ごし方や本試験についての心構えなどをテーマに書いていきたいと思います。
1.新しい事はしない。それと。
もう新しい知識を入れたり、エスキスのやり方を変えたりするのは辞めましょう!絶対してはいけません!
なぜか。それは付け焼き刃は製図試験では通用しないからです。学科では少し役に立ちますが、製図試験では混乱を生むだけです。製図試験が迫った時期にやってはいけません。こうした方が良かったと思うのは受験生みんな同じです。自分がやってきたことを信じてやるしかないのです。
それとこの時期にやって欲しいこと、復習です。
自分が苦手にしている部分、今年は課題発表時に“理解して”試験に臨むようにとの注意書きがあったので、その部分の復習は行っておいてください。
それも土曜日にやるのではなくてできれば金曜日までに復習しておきましょう。またやってきた課題はとりあえずは置いておいて、全部を見直す事はしなくて良いです。
僕の尊敬する海豆研究所の博士はこう言っています。
「課題と同じものは出ない」
ですので自分が上手く行かなった部分を見直すのは良いですが、課題を覚えるような見直しは必要ありません。
2.作図の練習はどうするのか。
作図練習は疲れを残さない程度でやってください。
おすすめは、金曜日に外部空間・什器・室名などは描かなくていいので、手順を確認する程度に練習しておきます。2時間位練習する。
そうすると疲れを残さずに、手順だけ確認でき、本試験をむかえることが出来ます。
そして土曜日は作図は一切しません。
直前に不安になることが一番いけないことだと思っていますので、土曜日は一切作図しないでください。
3.本試験と同じスケジュールを心がける。
本試験は11時開始です。その前に1時間前くらいに会場について、その会場までは電車と徒歩で1時間、家を出るまでの準備に1時間、ということは・・・というように当日のスケジュールを逆算して、当日起きなくてはいけない時間に起きて当日と同じスケジュールでできる限り生活しましょう。
仕事等で出来ない人は起床などは当日のスケジュールとしてあとは意識するだけでも良いです。
4.緊張する人は当日の流れをイメトレ!
たいてい学科試験と製図試験の会場は同じだと思います。ですので一回行ったことがある場所なのでイメトレができます。
夜寝る前に休憩中に当日の流れをできるだけ具体的に映像としてイメトレしてください。朝起きてから試験会場に付き、試験を行い作図して帰宅するまでの流れを具体的にイメトレすることでちょっとだけ緊張しなくなります。
疑似体験することで慣れておく事ができます。
以外とヒトの脳は騙されやすいようで、疑似体験でも効果はあります。
慣れない空間でも力を出せるようにイメトレは試してみても良いと思います。
しかしそれで寝れなくなってしまうのなら逆効果なので、その部分はあしからず。
5.緊張して、諦めない。
緊張しないで試験に臨むなんてすべての人が出来ません。リラックスしているように見える人でも、内心はドキドキです。
だから適度に緊張して諦めないで試験をやりきって下さい。
とある研究ではリラックスした状態よりも緊張した状態の方が能力が出せるという結果が出ています。
という私も全然緊張しない時があって、その時は過信した上の読み間違いをやってしまい不合格ランクⅢでした。
その次の時は緊張しましたがその分、慎重にしっかりやることが出来て合格できました。
だから皆さん地に足をつけ、しっかり緊張して諦めずにやり抜いてきてください。きっといい結果が出ます!
6.一級建築士試験が不合格でも死ぬわけじゃない。
みなさんもこれだけは覚えておいてください。
「たとえ駄目でも死ぬわけじゃない」
だから落ち着いてしっかりやってきてください。
『 落ち着いてやればできる。 あなたならきっと出来る! 』