職場体験に来た中学生が帰った後に…

私が仲間と個店をオープンして

ワクワク系マーケティングによって
顧客と良い関係性を築いて
楽しく商売していた頃に、

女子中学生3人が職場体験に
来てくれたことがありました。

中学生用に用意する
仕事もなかったので、

・顧客に毎月送っていたレターの折りと封入れ作業
・商品のPOP(店頭販促物)を書いてみる

という、

地味な仕事を一緒に
やってもらうことにしました。

2畳ほどの狭いバックルームに
私と中学生とで輪を作って座り、

レターの封入れをしながら
中学校の話、仕事の話など
楽しく雑談しながら作業しました。

通常、封入れ作業は

閉店後のお店にスタッフと
手伝ってくれる顧客が集まって

みんなでわいわい話して
笑いながら進めていましたので、

いつものその感じで
中学生にも楽しく話しかけながら
作業を進めたところ、

だんだん
中学生たちにも笑顔が出て
話をしてくれるようになっていきました。

もう一つの作業
「商品のPOP(店頭販促物)を書いてみる」は

バックルームではなく
店内での仕事ですが、

その間にも
お客さんが来店するので

私はいつものように
お客さんと楽しく会話しながら、

「今日、中学生が働いてくれてるんですよ」
と中学生を巻き込んで

お客さんと触れ合ってもらうように
しました。

仲のいいお客さんは中学生に
「いかにこのお店が楽しいお店か」
を熱く語ってくれたり

「頑張ってね!」
と中学生を応援してくれたり
しましたので、

最初はお客さんと触れ合うことに
緊張していた中学生たちも

しばらくすると
ほぐれて馴染んでいきました。

そうして中学生たちは
5、6時間ほど職場体験をして
帰っていきました。

 
仕事を楽しんでいる姿は
見せられたのですが

やってもらった仕事自体は
とても地味でしたので

「楽しく仕事してもらえただろうか」
と思っていたところ、

数日後に中学校の先生から
電話がかかってきました。

話を聞くと、

職場体験に来た
3人の中学生のうちの一人が

実はもう長い間
学校に来ていなかった
そうなのですが

「職場体験なら学校に行くわけではないから行ってもいい」

と本人が言ったことから
お店に行かせてもらった、

とのことでした。

そして
「職場体験の後、学校に来るようになりました。何があったのですか?」
と聞かれました。

私は
「一緒に楽しく仕事してもらったのが良かったんですかね」
と答えましたが、

先生は驚きとともに
とても感謝してくれました。

当時の私は

ワクワク系マーケティング実践会の
会員さんの現場での事例として

そういったことが起こった事例を
知っていましたが、

それが自分の店でも起こったことが
とても嬉しかったですし

商売の素晴らしさを改めて実感しました。

当時は
お店に来る子どもたちから

「将来はこのお店で働きたい」

と言ってもらっていましたが、

「楽しく働く」ということは
自分が楽しいということ以上に

大きな意味があることであり
影響力があることだと、

あの時の中学生から学びました。

ワクワク系マーケティングを実践すると
仕事が楽しくなります。

これは私だけでなく

実践会の会員さんたちも
そうなっていますので
間違いありませんし、

お店に限った話ではありません。

私たちワクワク系商人は
楽しく仕事して、

子どもたちに
かっこいい大人の姿を
見せていきましょう!

ということで
こちらの動画では、

ある中学生と先生との
やり取りを題材に

小阪が「商売・仕事の本質」
をお話ししています。

ぜひ最後までご覧ください!
↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=Ccm7ZpnnyUY

それではまた次回に。 
 
  

いいなと思ったら応援しよう!