商品は変えずに売上急上昇の理由
ワクワク系マーケティングを
知る前、
全国チェーンの
店長だった私は
「売れ筋商品があれば売上は上がる」
「売れ筋商品がないから売上が上がらない」
と信じていました。
ですので、
いつも見ていたのは
「自店で何が売れているか」
「周りの競合店で何が売れているか」
でした。
自店で売れている商品の
在庫が少なくなると
本部に追加発注をかけ、
周りの競合店で売れている商品が
自店にない場合には
本部のバイヤーに
「となりの店ではこれが売れている。
すぐに仕入れてほしい」
と商品要望書を出していました。
それでも売れないと、
「バイヤーの対応が悪い」
「競合店に比べて自店は品揃えが悪い」と
バイヤーや本部のせいに
していました。
なかなかダメな店長でした(笑)
その後、小阪の著書
『「惚れるしくみ」がお店を変える!』
を読んだことで、
自分の商売への考え方や見方が
完璧に間違っていたことに
気づきました。
この本にはこう書かれていました。
「商売は『人』を相手にしていることを忘れていないか」
「商品が勝手に動いて現金を持ってきてくれるわけではない、逆です。お客が、すなわち『ひと』が動いて、みなさんの店に来て、その商品を買う。」
「まったく当たり前のことですが、この当たり前の事実をずいぶんたくさんの方が見えていない。さまざまなところで「商品が、商品が」という話になる。」
「完全に私のことを言ってる…」
とショックを受けた私は、
この本を何度も
読み込むうちに
「どうすればお客さんが入店してくれるか。」
「どうすればお客さんが楽しく店内を回遊してくれるか。」
「どうすればお客さんが商品を手に取ってレジに来てくれるか。」
「どうすればお客さんがまた来店してくれるか。」
そんなことばかりを
考えるようになっていきました。
そして
気付いた点を改善し、
それに対する
お客さんの反応を見て
また改善し
と繰り返すことで、
以前はまったく気にしておらず
目にも入っていなかった
「お客さんの行動」が
どんどん
目に入ってくるように
なりました。
「どの商品がどれだけ売れたか」
「競合店では何が売れているか」
しか見ていなかった私が、
「お客さんは何を感じて、どのように動いているのか」
ばかり見るように
変わっていったのです。
商品棚ばかり見ていた私が、
商品棚の前を歩くお客さんばかり
見るように変わったのです。
自分自身に起こった
この変化は衝撃的で、
以前とまったく同じお店なのに
見える景色が以前とは
ガラッと変わってしまいました。
見える景色が
変わったことで
「通路が狭くてお客さんがゆっくり商品を見られていない」
「棚が低すぎて下段の商品がお客さんの目に入っていない」
「お子さんが退屈するとゆっくり買い物できなくなってお店を出てしまう」
といった点に
どんどん気付けるように
なりました。
以前は気にもならなかった
こうした気付きを
一つ一つ改善していくことで、
お客さんの笑顔が増え
ストレスなく楽しく
お買い物していただけるお店に
なっていきました。
改善することで
お客さんの行動や表情が
変わるのが楽しくて
「お客さんの行動を見て改善する」ことに
どんどんのめり込んでいった結果、
本部に商品要望することも
ほとんどなくなり
競合店を見に行くことも
なくなりましたが、
売上は急上昇していきました。
小阪は
『「惚れるしくみ」がお店を変える!』
の中でこうも言っています。
「『ひとにフォーカスする』-『ひとを見ましょう』『ひとに焦点を合わせる』『ひとの気持ちをつかむ』『ひとの感情を動かす』、こういうところから商いを成立させるための仕組みを築き上げることを考えていただきたい、いや考える必要性が生じているわけです。」
みなさんもぜひ
「ひとにフォーカス」
して改善を繰り返すことで、
お客さんに愛されながら
愉しく儲かっていただきたい
と思います。
ということで、
「ひとにフォーカス」したことで
業績絶好調の飲食店オーナーさんが
「ひとにフォーカスできるようになったきっかけと最初にやったこと」
をお話ししている動画がこちらです。
ぜひ最後までご覧ください!
↓↓↓↓↓
https://youtu.be/_w7q7LP3J6Y?si=ATVjKx1pp14UdSms
それではまた次回に。