第8話 社会人時代(エレベーターコンサルタント編)
赤字で売っているから絶対にメンテナンス契約を取らないといけない使命を負っているが、メーカーを退職した人間が集まり、どこのエレベーターでもメンテナンスを請け負うという会社が格安で現れたことで、メンテナンスで儲けるというビジネスモデルが崩壊している状況であった。
赤字で売るからメンテナンスは絶対に死守しなければいけない、でも失注は許されないから値引き交渉があれば応じなければいけない、という負の鎖である。
それで行きついた先に起こったことは、とても懇意にしていただいている優良な