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小さなビジネスでは「薄く広く」よりも「濃く狭く」

※stand.fmでこの内容の音声配信を聴くことができます。

こんにちは、TOSHIです。

たとえば、ブログをやっている人ならアクセス数を気にするし、SNSをやっている人ならフォロワー数を気にすると思います。それは当然だと思いますし、私もそれなりに気にします。

でも、「気にしすぎなのでは?」と思うこともあります。それに、もっと気にするべき大事なこともあると思っています。

「濃縮」が生まれた背景

私が大事にしている価値観が「濃縮」です。今となっては、生き方や人生観にまでその世界観が広がってきていますが、もともとは私がやっていた集客法というか、人との関わり方がスタートでした。

私が最初にビジネスで成果を出せたのはブログでした。そのとき、1日に100名ほどのアクセスが来ていて(つまり月間で3000とか)、売上は100万を達成する月もあったりなかったり。

私は必死でビジネスに取り組んでいて、誰かと比較することもなかったので、それが普通だと思っていたのですが、どうもそうではなかったのです。

あるとき、ビジネスセミナーに参加した後の懇親会で情報交換をして、自分のビジネスの状況を話したときにとても驚かれました。「すごく濃い集客ですね!」と言われました。

このときに「濃縮」という言葉というか概念が誕生しました。この言葉自体は自分で思いついたのか、誰かに言ってもらったのか、忘れてしまいましたが。

物理的に多人数に関わるのは無理

私の基本的な気持ちとして、自分に関わってくれた人にはしっかり関わりたい、というのがあります。特にお金を払ってお客さんになってくれた方だとなおさらです。

いろいろな話を聞いて、そのお客さんがどんな人なのか知りたいですし、少しでもお役に立てたらと思います。せっかく私のことを信頼してくれて、お金を払ってくれた人なのですから。

そうなると、やり取りが必然的に多くなります。メールでのやり取りだったり、オンライン通話(当初は今みたいにZOOMではなくSkypeでしたが)だったり、いずれにしても物理的な制約が出てきます。

だから、せいぜい数十名が限界で、数百名とか多人数と関わっていくのは無理だと思ってしまいます。

小さなビジネスなら濃く狭く

私が情報発信を教えるようになって感じたことは、世の中のほとんどの人が「薄く広く」で考えているということです。ブログだったら、とにかくアクセス数が多いことに価値があると思っているようです。

大事なことは、ビジネスなら売上があがること、そうでなくても発信した内容に深く共感してくれて定期的な読者やフォロワーになってくれること、ではないでしょうか。

運営するブログの1日のアクセス数が50の人は「50しか来ない…」と言います。私に言わせれば、最盛期の100の半分も来ているのでかなり良いと思うのですが。残念ながらこういう人は、アクセス数が100になっても500になっても、1000になっても1万になったとしても、売上はあがらないのではないでしょうか。

よく言われる話ですが、月50万円を売り上げる目標があったとして、5000円の商品を100名に売るか、25万円の商品を2名に売るか、というような話があります。

後者はたしかに金額としては高いので、売るのは大変かもしれませんが、2名にしっかり向き合って商品提供・サポートをすれば満足してもらえる可能性が高いと思います。リピート購入してくれるかもしれませんし、もしかしたら紹介をいただけるかもしれません。

それに比べて前者は大変です。金額は安いので売りやすいかもしれませんが、売るべき人数が多いです。100名もいたら、予期せぬ人も紛れこんでしまう可能性も出てきます。不満に思われたり、クレームになってしまうこともあるかもしれません。

小さなビジネスをやっていくのであれば、私は圧倒的に「濃く狭く」を追求した方がいろんな意味で良いと思うのですが、いかがでしょうか。


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