脂質はどの位摂取するべきか
ダイエット時、敬遠されがちな脂質ですが欠かす事の出来ない栄養素の一つです。
前提として体重はエネルギー摂取量と消費量のバランスによって主に決まります。
脂質を摂ったから太る、制限したら痩せる訳ではありません。
脂質の役割
脂溶性ビタミンの輸送
ビタミンA.D.E.Kは脂溶性ビタミンであり、脂質を避けているとこれらビタミンの欠乏に繋がります。
必須脂肪酸の供給
リノール酸およびα-リノレン酸は体内合成が出来ない為、必須脂肪酸と呼ばれ
食事から摂取しなければいけない栄養素となります。
コレステロールの生成
コレステロールは脂質から生成されます。
生体膜やホルモン、消化・吸収に関与する胆汁酸の材料になるなど、生体に欠かせない成分の一つであります。
コレステロールに関する記事は上記をチェック
推奨摂取量
2015年版の「日本人の食事摂取基準」において三大栄養素の中で明確な基準が定められているのはタンパク質のみになります。
炭水化物と脂質に関しては目標量が定められており、脂質に関してはエネルギー摂取量の20-30%とされています。
「アメリカ人の為の食事ガイドライン」では
健康な人における脂質摂取量は
総摂取カロリーの25-35%に留め、更に飽和脂肪酸からのエネルギー摂取量は10%未満にすべきと示されています。
摂り過ぎは駄目ですが、摂らな過ぎも駄目です。
何事もバランスが大切です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?