あぶないを続ける
#思いの共有003
話であれ、行動であれ、相手の予想の範囲内のものは安全。人に怪訝な顔をされることもないし、悪印象を与えることもない。
でもその代わり、人の印象に残ることもない。
聞いたとたん、見たとたんに、ああ、そういうことね、と片付けられるか、流される。その人が元々持っていたものに何かを足すわけでもなく、ひっくり返すわけでもないのだから。
でも、予想外の話や行動は、危ない。
相手がどう反応するかわからないし、注意を引いてしまい逃げ隠れできないから、批判や嘲笑の標的になりうる。でも、だからこそ、予想外の話や行動には価値がある。
別に大それたことなどでなくてもいい。真剣に夢を信じて頑張る姿とか、「どうせ」「所詮」と言った諦めに似た気持ちをひっくり返し、「そんなことないぞ!」と気づかせてくれるような小さな予想外だって、すばらしい。
受け手にとって、予想外の話や行動に出会うことは奇跡。それまで知ることも気がつくこともなかった喜びや、感激や、驚きや、欲求に気がつかせてくれるのだから。それは、自分でもほしいことに気がつかなかった贈り物をもらうようで、ありがたい。
価値のある行動の裏側には、リスクを冒す覚悟がある。リスクを冒したから価値が生まれるわけではないが、リスクを冒さなければ価値が生まれることはない。だから、そんな覚悟は見て嬉しいだけでなく、元気をもらえて嬉しい。
でも、価値は、消費する以上に生み出していたい。大事にすべきことを大事にすることを、攻めたい。
いつまでも「あぶないオジサン」でいつづけなきゃ!
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