はじめまして
2022年4月1日、東京外国語大学に学際研究共創センター(Center for Transdisciplinary Research Networking and Dialogue 以下:TReNDセンター)が設立されました。TReNDセンターは、外大の研究と社会を繋ぐ役割を担いたいという願いの下に設立されたセンターです。その役割の手法としての可視化はとても難しい問題である一方、多くの可能性が存在し得ると考えています。その可能性を一つでも多く可視化できるよう、より多くの人が関わる場となり、日頃から様々な活動が生み出され、外大の研究とともに発展するセンターに育つことを願っています。
TReNDセンターは何をミッションとするのか
ディシプリンベースの専門研究を超える研究融合・協働の創発を支援します
出会う
新しい問題、関心、問題意識、研究ニーズに出会う機会を作る
分野を超えたつながりを手に入れる機会を作る
つなげる
分野を超えた研究に関わる機会を作る
異分野の研究者を巻き込む橋渡しをする
創り出す
幅広い分野の研究者に呼びかけるプロジェクトの立案を支援する
育む
学際的研究に関わる研究者コミュニティーを育てる
学際的研究を発表し、評価を受ける環境を作る
センターがなぜ必要なのか
学際研究は個々の研究者で進めるにはハードルが高く、負担も大きい
定まった手法や枠組みが確立されているわけではないので取り掛かりにくい
協働相手が見つけにくい
自分の学問分野の中で評価を得にくい
そのため:
交流の場や、関係づくり、研究を絡め合わせる支援が必要
学際研究を研究の価値を評価し、業績として認める生態系・インフラが必要
TReNDセンターはどのような活動を展開していくのか
交流の場・環境づくり:挑戦的探究を促す研究交流の場を作り出す
分野を超えた勉強会・交流イベントの企画
学際的ワークショップ企画支援
関係性のネットワークづくり:分野や業種の枠を超えた関係性を作り出し、見える化する
研究者と研究トピックマップ
Slackベースの交流
交配の仕掛けづくり:異分野・異業種間の文脈と目的を絡み合わせて協働を作り出す
学際的研究アイデアコンペ
課題解決のための共同研究プロジェクト企画支援
学際研究を価値づけるコミュニティーづくり
学際的研究を発表し、評価を受ける環境を作る
「学際共創連携プラットフォーム(仮)」への参画
どのような効果が期待されるのか
ディシプリンベースの専門研究の新展開
学内での分野間連携への関心・機運が高まる
学外の学際的研究、社会との共創研究への参画機会の増加