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〜19世紀のかながわ 外国人はなにを観たのか〜神奈川県立歴史博物館


特別展 かながわへのまなざし


8月10日はお誕生日でした。
自分へのプレゼントで神奈川県立歴史博物館で始まった、
「特別展 かながわへのまなざし」を観てきました。

13時から「学芸員と語り合おう」という企画があり、
参加してきました。

 今から170年ほど前、「鎖国」により中断していた西洋との交流が再びはじまった19世紀半ばの“かながわ“はどのような様子だったでしょうか。「鎖国」体制下において、安定した社会のもと独自の文化を育んできた日本は、西洋人が訪れたことにより変容しはじめますが、「開国」初期に来日した西洋人は、まだ変容する以前の原風景を多彩な記述とともに、絵画や写真などの画像として記録しています。
 「かながわへのまなざし」と題するこの展覧会は、世界一周旅行も実現可能となり、グローバル化が新たな局面を迎えた19世紀半ば以降に来日した西洋人の眼を通して記録された絵画や写真、あるいは旅行記や滞在日記を手がかりに、当時の“かながわ“の原風景や人びとの暮らしぶりを中心に紹介するものです。
 彼らにとって非日常であった“かながわ“の原風景はどのようなところに関心を持ち、またどのように他の西洋人にそれらを伝えたのでしょうか。私たちが当たり前であると感じていることについて、他者のまなざしを通すことで、あらためて“かながわ“の魅力を再発見してはいかがでしょうか。

パンフレットより抜粋

島村学芸員の解説はとても興味深いものでした。
「視点」を重視していて、
あなたはどこの視点で見ますかと問われます。
一般の展示に比べ、圧倒的に文字が多く、
読むことが好きな私にはうってつけの展示です。

大航海時代、スペイン・ポルトガルは
16世紀に日本にやってきました。
彼らは南蛮人と呼ばれました。
交易とキリスト教布教のセットで活動していました。
武器と信仰をセットにするって
当時の常套手段だったのでしょうか・・・
南蛮人の活動は西日本止まりだで、
見聞も西日本が中心でした。
当時の世界地図には歪な形の
日本が描かれています。

徳川時代の鎖国政策で、
日本は元禄文化など独自の文化を花ひらきました。
19世紀になって、アメリカペリー提督が
下田、久里浜、横浜へと次々に上陸してしていきます。
この時の報告書から当時の様子が伝えられました。

興味深いのは、琉球に立ち寄った際に描いた人物像が
下田の絵画にも描かれていたりすることです。

その後、
続々と来日した西洋人によって描かれた
人物や風景は
一度も日本に行ったこともない人々の手で描かれ、
“かながわ“のイメージとして流布していったのです。

いつの時代も人のやることは
たいして変わらないと思いました。
フェイクをあたかも本物に・・・

考えてみれば日本は
開国してまだ170年です。

いきなり「生麦事件」で国際問題となり、
むずしい外交をした神奈川奉行のお役人
よくやったなあと思います。

ロシア相手に戦争・・
関東大地震・・
世界大戦を二度もして・・
横浜大空襲で一面の焼け野原・・
戦後は要所要所アメリカに摂取・・・
ほんとに大変なことがいっぱいありました。

でも、その試練を乗り越えて、
神奈川は復興してきました。

先達にみなさまに頭が下がります。


では、私たちは子孫になにを
残せるだろうと考えました。

神奈川県立歴史博物館は見応え十分。
何より良い立地にあります。
人混みに疲れたら、
ご家族で行ってみたら良いとおすすめ。

神奈川県立歴史博物館

みなとみらい線馬車道駅が最寄りです。

改札口を出て、TULLY’sある2階へ階段で上がります。


出口3の階段を上がります。


地上に出ると左手に重厚ある建物があります。こちらが神奈川県立歴史博物館です。
階段を上がると入り口。
階段左手にエレベーターもあります。



館内にあるレトロな喫茶室「ともしびショップ」
神奈川県社会福祉協議会の支援を受けて障害のある方もイキイキお仕事してます

涼を求めていただた一杯のアイスコーヒー
とってもおいしかったです。
次回は名物アップルパイもいただきたいです。

横浜市役所


景品がなくなり次第終了ということです

馬車道駅は横浜市役所にもつながっています。
市役所にはそう、「地球の歩き方」の巨大ガチャがあるんです。

トライしてみました。
ラゲッジタグをGETしました!


横浜市役所の2階から
桜木町駅には橋を渡って行けるんですよ。

馬車道駅はとても便利な駅なので、
暑い夏の昼間、ちょっと立ち寄ってみてください。

うってつけの「猛暑に過ごし方」です。


小学生用の夏休みにはイベントもあるようなので
ぜひご家族連れでお出かけください。

#神奈川県立歴史博物館
#かながわへのまなざし
#横浜市役所
#地球の歩き方

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