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🔔牛久阿弥陀大仏様🔔
龍ヶ崎市にある介護施設に入居している
叔母を初めて訪ねることになりました。
横浜からは首都高速、東関東自動車道を経て、
牛久阿見を目指します。
高速道路は極めて順調で
9時半に牛久阿見につきました。
叔母の面会予約時間は13時半。
ランチの時間までも間があるので、
牛久大仏に行ってみようと思いました。
遠目で見たこともある牛久大仏様、
ほとんど予備知識もなく行ってみました。
世界一の青銅製大仏
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山門を通り、振り返ると 釈迦三尊と ガラスに映った大仏様を見ることができました
紫陽花の小径
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大仏様の手に注目してください。
仏像は印契、印相という手の形をしています。
牛久大仏様は「来迎印(らいごういん)という印を
組んでいらっしゃいます。
親指と人差し指で輪を作り、
「右手は上」「左手は下」に。
人びとの臨終の際に、
阿弥陀如来が極楽浄土からお迎えにくる手の印であります。
光の間
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大仏様の胎内に入ります。
外からの扉が閉まると真っ暗になります。
無明です。
そして中の扉が開くと
大仏様を照らす一筋の光が目に飛び込んできます。
大仏様の中心に照らす光は
阿弥陀如来の慈悲の心を表しています。
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そして阿弥陀如来があらゆるものを照らすために
注ぐ12の光を象徴した空間になっています。
そうです。「光の世界」です。
観想の間
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「光の世界」を抜けていくと、
また不思議な世界へ通じていきます。
ここは「観想の間」です。
浄土の世界を思い描く空間。
直線でなく曲線が多くつかわれています。
フランス人デザイナーの設計と知って、
なるほどと納得しました。
2界には牛久大仏完成までの様子や大きさがわかる展示がありました。
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120mの大仏様がいかに大きいか・・・
「霊鷲山の間」&展望台
エレベーターに乗って
大仏様の胸あたりの80mに位置する
「霊鷲山の間」&展望台に行きました。
霊鷲山は釈迦が無量寿経や法華経を説いた山として知られている
インドの地名です。
展望台からは東西南北を見渡すことができます。
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霞ヶ浦や筑波山も見えます。
山門のはるか彼方にはインドがあります。
蓮華蔵世界
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エレベーターで3階に降りると、
そこは「蓮華蔵世界」。
お寺の本堂です。3,400対の胎内仏が
壁一面に安置されて、金色の世界が広がっています。
ここは納骨堂ではありません。
名前が書き込まれてる黄金に輝く
胎内仏がずらりと並んでいます。
故人の戒名や俗名、享年などを記した
過去帳を納めることもできます。
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知恩報徳の世界
2階まで降りてくると、
お土産販売もありますが
写経を行う空間もありました。
写経にはいくづかの種類がありましたが
長い物は1時間もかかるということで、
短い回向文を写経しました。
回向とは自分の行ったよい行い(善根)の功徳を
他の人々にめぐらし、
分かちあうことをいいます。
仏事では読経の終わりに回向文を読みますが、
これによって経典の功徳を故人に振り分け、
その力によって故人を弔う
追善法要の働きをします。
願似此功徳
平等施一切
同発菩提心
往生安楽国
願わくはこの経の功徳を
ひとしく衆生に施されますように
同じく人々皆が菩提の心をおこし
清浄安楽の浄土に往生しますように
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写経をしていたら
心は落ち着いてきました。
お習字をしていた頃のことを
思い出しました。
写経を収めて
大仏様から出ると
すでに1時間が経っていました。
遠くに旅してきた気持ちになりました。
まだまだ叔母を連れて行かないでね。
空を見上げて天国の母にお願いしてきました。
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手のひらの雲・・・びっくりしました。
一度お出かけください。
遠目で見ているだけでは
勿体無いです。
牛久大仏
全高120m (台座を含む)
ブロンズ立像としては世界最大。
浄土真宗東本願寺派本山東本願寺にによって
1993年に創建されました。
ちなみに・・・世界立像ランキング
1位 (2022年4月時点)
統一の像 182m (インド)
2位 魯山大仏 128m(中国)
3位 レイチュンセッチャー大仏 115.8m(ミャンマー)
4位 牛久阿弥陀大仏 100m(日本)
びっくりですね。