♫『翳りゆく部屋』を弾きたくて♫
〜1976年リリース「翳りゆく部屋」は
ユーミン14才の時に作曲した「マホガニーの部屋」が原曲となっています。
立教女学院で初めてパイプオルガンを聞いて、
声がパイプオルガンになったというユーミン。
その曲を10代最後の春に最初に聞いて感動し、
いつかパイプオルガンで弾いてみたいと夢を見ていました。
今日、その夢が叶います。〜
みなとみらい大ホールのパイプオルガンLucyの前に立った時、
紹介文が読まれ、私はお辞儀をして、
パイプオルガンの前に座りました。
一瞬、走馬灯のように今までの事が浮かびました。
今日は、
台風13号が接近する雨ふりの朝
これまでの暑さが嘘のような
冷たい空気に包まれていました。
季節は確実に移り変わっていくのですね。
2023年夏の思い出を書いてゆこうと思います。
8月25日(金曜日)横浜みなとみらい大ホールで
西優樹音楽教室20周年記念
第14回パイプオルガン発表会が開催されました。
西優樹ミュージックサロン
さて、去年のクリスマスの頃、
初めて西優樹先生のパイプオルガンスタジオで
体験レッスンを受けました。
横浜市営地下鉄三ツ沢下町駅からすぐのお教室は
歩いていける距離なので
気軽な気持ちで行ってみました。
そこでクリスマス讃美歌を弾き、
パイプオルガンの楽しさに触れて、
すっかり魅せられて、
大好きな「翳りゆく部屋」を練習して
夏の発表会に出る決心をしました。
パイプオルガンは教会で身近にありましたが
一度も触れたこともなく
弾いたこともありません。
足鍵盤を弾くと、左手が弾けない!
びっくりの体験です。
今年になってからレッスンの予約を入れては、
キャンセル…が続き、一度は参加を諦め、
来年にしようとも思いました。
でも、いやいや、できる時にしないと
先に回せるお年頃ではないと思い直し、
3月末ギリギリに参加申し込みをしました。
4月22日、23日の「サンジョルデイの日」の準備で
めちゃくちゃ忙しい最中でした。
7月1日には自由学園明日館でコンサート。
カール・フィルチユ「バルカローレ」を弾くことになり、
毎日ピアノの練習をしていましたので、
「翳りゆく部屋」の練習は後回しになりました。
集中しました。
緊張のリハーサル
8月7日にリハーサルがありました。
修復を終えたみなとみらい大ホール、
誰もいないとその大きさに圧倒されます。
リハーサルまでに6時間くらいしかレッスンを受けていません。
でも「見た目」はユーミンに近づけたいと
黒いブラウス、スカート、黒いヘッドドレス
本番と同じ衣装をつけてのリハーサル。
当日は近くからの撮影ができないので
リハーサルには優しい先輩が同行してくれて
写真たくさん撮ってくれました。
リハーサル後
8月19日(土)にはハンガーゼロチャリティーコンサート。
翌日からホテルニューグランドお泊まり会と
練習する時間はありません・・・
8月22日、24日にわたって
私はパイプオルガンのレッスンを受けました。
最後になってようやく「まとまった」と実感しました。
西先生の優しさの中で、
なんとか参加させていただく事ができました。
ほんとは「無理」と言われるレベルでした。
いよいよ本番
お花もたくさん届いています。
何度もコンサートを聴きにきたホールが
全く別物に見えてきます。
思った演奏はできませんでした。
悔しさもあります。
でも、それ以上に達成感がありました!
見届けてくださった皆様、
ありがとうございました。
来年、もう一度、
弾いてみようと思います。
そう、何度でも挑戦すれば良いのだから、
失敗は恐れない!
ほんとに楽しかったです。
あなたがいてくれたから、
私はここまで来れたと…
ユーミンにかぎりないリスペクトをもって
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