🖐️ヒメミコ ハンドトリートメントインストラクターになりました🫶
私はもともと、オイルトリートメントが大好きで、海外旅行に行った際でも、必ず現地のスパとかに予約をして、全身トリートメントをしてもらっていました。
一生、「やってもらう側」でいるつもりでいました。
ところが、その考えが少しずつ変わっていったのです。
女学校時代からの恩師は、学校時代の英語の先生というだけでなく、私の人生の師でした。
高校一年の秋に母を亡くしたので、私はそのとき「孤児」のような気持ちになっていました。
大学の選択は将来の生き方の指針を決めるものでしたから、私はどう考えていくか悩んでいましたが、私のおっちょこちょいの性格を熟知している先生のアドヴァイスは的確でした。
結婚のとき、結婚生活で悩んでいるとき、子育てのとき、いつも私の相談を聞いてくれました。
先生は一生独身を通され、一人ずまいをされていましたが、いよいよ一人の生活が難しくななり、今年の春に、サービス付高齢者住居に入居されました。
元気でパキパキしていた先生が、すっかり小さくなり、「おばあちゃま」に。
その姿を見たとき、アンが年老いたマリラにもった感情と同じような熱い思いが溢れました。
先生の手をトリートメントしたいなあとふと思ったのもそのときでした。
それからお友達のともえさんにお願いして、インストラクターの学びを始め、講習とテストを受けて、めでたく認定書をいただきました。
そして一週間も経たないうちにO病院「癒しのハンドセラピー体験で未病ケア」のコーナーで、私はハンドセラピストデビューを果たし、なんと、一人で18人の皆様の手のセラピーをさせていただいました。
81歳のO病院理事長から9歳の小学生男子まで幅広い世代。
初めてハンドセラピーを体験するお父さんや、お母さんの手をとっていて、私は何度も涙ぐみそうになりました。
車椅子に乗ったお父さんは、満面の笑顔で「やってよかったよ〜気持ち良いものだね」とおっしゃってくださいました。
「私の手はね、とっても汚いのよ。こんな手でもやってもらえるの?」とそっと手を広げてくれた方の手には古い火傷の跡がありました。「これまで頑張っていらした手ですもの。汚いことなんてないですよ。働いてきた手にこそセラピーしたいです」と優しくセラピーを始めると、彼女はポツリポツリを話してくれました。「クリーニング屋で働いていたときにローラーで火傷して、指はくっついたしまったのだけどね、手術で開くようになったのよ」
なんて愛おしい手でしょうか・・・・
心が熱くなりました。
人間の手には手のひらがあり、指は5本ありで、同じようですが、一人ひとり全然違うのですね。
ほんとに感動しました。
ハンドセラピーはハンドマッサージとは違うんです。
セラピーしながら、「氣」を交流している感じがしました。
たくさんの方がいらしゃるので、お一人の時間は5分くらいでした。
でもその5分は特別な5分でした。
未病ケアとしてハンドセラピーを福祉の分野でやっていきたいというともえさんの思いが形になった日でした。
私にとってもこれからやりたいことの一つが始まった思いでした。
なんだか、天職を得た!気がします。
ヒメミコさん、ありがとうございました。
そして、これかもよろしくね。
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