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🧡❤️とことんユーミン 紅雀❤️🧡
『紅雀』(べにすずめ)は、5枚目のオリジナルアルバム。
1978年3月5日に東芝EMIからリリースされたました。
荒井由実から松任谷由実へと苗字が変わったばかり時でした。
クラブハウスのルームがハウスになり、
色々変わり、初めてのとことんユーミン。
お家を建てるのに苦労しました。
9月には帰らない
ハルジョオン・ヒメジョオン
私なしでも
地中海の感傷
紅雀
罪と罰
出さない手紙
白い朝まで
LAUNDRY-GATEの想い出
残されたもの
* 結婚後「松任谷由実」として最初のオリジナルアルバム。
* キャッチコピーは「1年5ヶ月の沈黙をやぶり第5弾ついに登場!! ユーミンの新しい世界がここに!!」。
* 発売当初カセットの収録順は「9月には帰らない」「ハルジョオン・ヒメジョオン」「私なしでも」「地中海の感傷」「白い朝まで」「罪と罰」「出さない手紙」「LAUNDRY-GATEの想い出」「残されたもの」「紅雀」であったが、1981年の再発時に正式な順序に戻された。
* ユーミン曰く『最も地味な作品。これ以上シックになることはないだろう』、と語っている。
* 初出荷盤のCDレーベルは、松任谷の顔が半分に切ったデザインとなっており、25枚目のアルバム『U-miz』まで使用されている。またこのデザインは後にリリースされたCD-BOX「Yumi Matsutoya 1978-1989」のジャケットとして起用された。
* 「松任谷正隆のバッド・プロデュース」と酷評されたアルバム。松任谷由実も「もう終わった」と書かれたくらい。モチーフはルイス・ブニュエルの『昼顔』のカトリーヌ・ドヌーヴ。「昼はドクターの妻、夜は娼婦という2つの顔を持つ、大人の女を音楽でやりたかった」「セールス的に落ちた理由は、明るさがなかったこと、ラテン・フレーヴァーを強くしたことかもしれない」「僕としては悪い仕上がりだと思わなかったが、ただ変わりたいという思いが先走りして、少し背伸びしてしまったのかもしれない」「結婚して間もない頃だったので、お互いの関係性は微妙になり、苦しい思いもしたが、状況を打開したいという気持ちはものすごくあった」と、松任谷正隆は語っている。
1 9月には帰らない
アコースティックギターで始まるイントロ、渋いなああと思いました。今まではピアノでしたが、ギター弾きたくなったものです。
「未来が霧に閉ざされていたころ___」
このフレーズは「未来は霧の中に」を思い出させますね。
文字数が少ない詩ですが、噛めば噛むほど味わい深くなる曲、「今はもう負けないわ」と
9月になると必ず歌いたくなるのですね。
麻倉未稀さんもカヴァーしてます。
2 ハルジョオン・ヒメジョオン
フォルクローレ調の雰囲気が漂う曲。
煙突も家並みも切り絵になる・・
私だけが変わりみんなそのまま
詩人ユーミンに心惹かれる一曲です。
ハルメジョンとヒメジョンはキク科ムカシヨモギ属の草なんですね。
セットでタイトルになっていますが、歌詞にはヒメジョンだけです。
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3 私なしでも
歌詞にある「枕木一つずつ自由になるわ」ってすごいなあ。
と当時思ったものです。
八ヶ岳の小海線最後尾に乗って、
口ずさんでいました。
4 地中海の感傷
スペインのバルセロナを舞台にした曲。1998年のベストアルバム投票キャンペーンで抽選で『地中海の感傷』賞としてバルセロナ旅行がプレゼントされたそうです。
2015年にバルセロナに行った時、
「バルセロナ、バルセロナ」とずっとずっと歌っていたことを思い出します。
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5 紅雀
タイトルチューンです。
1993年 「紅雀〜暁のシュプール」として歌詞の一部を変え、リアレンジされ、1993年アルペンスキー世界選手権テーマ曲となりました。
最初にこのアルバムタイトルを知った時、
私は吉屋信子さんの「紅雀」を連想しました。
全然曲想違いますよね。
小説「すべてのことはメッセージ」に中で
お家の本棚に置かれた吉屋信子さんの本のことが
書かれていて、なるほどと思いました。
6 罪と罰
10枚目のシングルアルバム
「ハルジョオン、ヒメジョオン」のB面でした。
秘め事を歌いのをラテンタッチで歌うと
なんか明るくなるから不思議ですよね!
7 出さない手紙
♪つかまあちゃった〜で
始まる「出さない手紙」
私も何度も「出さない手紙」を書きました。
「手紙」もなくたってしまいしたよね。
メールでことがすむ時代となりましたが、
やっぱり手紙っていいなあと思います。
8 白い朝まで
都会の公園は千代田区立錦華公園です。
お茶の水にある予備校に通っていた時
錦華公園にも出かけていたのでしょう。
一人たたずみ淋しさに浸る・・・
ボサノバっぽい雰囲気の短い曲です。
9 LAUNDRY-GATEの想い出
小説「すべてのことはメッセージ」にも書かれていたかつての
友人との想い出を綴ったナンバーです。
タイトルは実在した米軍立川基地のゲートのひとつで、
「ランドリーゲート」の名前は
1998年秋まで立川バスのバス停名(現・富士見通り)
に残っていました。
ここにも「手紙」が出てきますね。
10 残されたもの
岸洋子さんが1979年に発売したアルバム「雪枕」でカヴァーしてます。
新婚時代に出したアルバムとしては
落ち着いているなあと思ったものです。
このアルバムから「ユーミン万歳!」に選ばれた曲はないし、
酒井順子さんの「ユーミンの罪」にも
取り上げてもらってない『紅雀』
結婚を意識した大学4年の時に
「もうすてるものは何もなくなる
またひとりだけの時が始まった」
と歌うユーミンが
ひどく大人に思えたことを思い出しました。
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