メンデルスゾーン 無言歌集 《春の歌》
今日は節分です。もう春です。
春が来ると私は必ず《春の歌》を聞きたくなります。
わたしが小学校に上がった年の春、
我が家にビクターのステレオが届きました。
瀬戸物の犬のニッパー君と一緒に付いてきた
一枚の試聴用レコード、
わたしはこのレコードは自分でかけていいと言われ、
針を落とす練習をしました。
一曲目《春の海》
次は《ベサメムーチョ》
最後がフェリックス・メンデルスゾーン《春の歌》でした。
わたしは《春の歌》を初めて聴いたとき、
なんて綺麗な曲だろうとすっかり心奪われました。
この曲だけを何度も聴きたいと思ったけれど、
三曲目の溝に針を落とすことできず、
いつも最初の《春の海》から聴きました。
noteを書くため、
ひさしぶりにこの3曲を
続けて聞いてみました。
ステレオが置いてあった
あの懐かしい洋間・・
陽だまりの中で聞いている幼い私に戻っていました。
蓄音機に耳を傾けるニッパー君のように
美しい旋律に耳をすませていました。
この曲がメンデルスゾーンの「無言歌集」に入っている1曲だと知ったのは
もう少し大きくなってからでした。
Mendelssohn, Felix:Lieder ohne Worte Heft 5
"Frühlingslied" A-Dur Op.62-6 U 161
音楽室に飾られている音楽家の肖像画の中でも
一番優しく、ハンサムなメンデルスゾーン!
大好きなメンデルスゾーンは1809年2月3日が誕生日です。
節分の今日はフェリックスのお誕生日なのです。
少しずつ書いていこうと思います。
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