気軽にワインを飲んだ自分なりの感想
(商品名)コーディア ボルドー・クラレット
https://www.sapporobeer.jp/product/wine/F253/
日曜日にサザエさんを見ながら飲みました。
始めに注いですぐに香りを確認。
落ち着いたぶどうの香り。2~3回グラスを回し、空気に触れさせると、カベルネっぽいタンニンの凝縮感のような香りが漂ってきました。
一口のみ、濃厚なイメージのカベルネにしてはややライトな感じがしました。品種をみると、メルローとのブレンドでした。ボルドーでは、ブルゴーニュと違ってブレンドが主流といいますが、カベルネとメルローの愛称がばっちりですね。
その後、カマンベールチーズを一口食べてから、再度試飲。カベルネの凝縮感がさらにライトになり、まろやかに感じました。カマンベールとの塩味の相性も抜群でした。そのあとに生ハムを1枚食べてから試飲。この塩味とも最高に合いました。個人的には生ハムのほうが杯が進みましたね。
サザエさんが終わるころには一本も飲んでしまってました。
子供が香りをかいでぶどうの匂いがすると言ってました。
〈ワインに関して自身が触れた事〉
ラベルをみて
「APPELLATION BORDEAUX CONTROLEE」と書かれてましたので「ボルドー地方の規定をクリアしたワイン」ということです。
以前、ワイン本で「AOCに認定された畑は、気候条件に人為的に手を加えることが禁止され、どんなに降水量が少なくても水をまけません。その為、各年の気候がダイレクトに出来栄えに反映される。」と勉強しました。
2017年のワインはどうだったのかをネットで検索してみました。
「フランス在住7年目、野田祥子がお届けするボルドー・コニャックブログSachi Wines - ワインブログ」によると、「被害のなかった畑は、例年以上の収穫量で、質も量も良い」とシャトーが口をそろえて言っているようです。ようするにまあまあということですね。
他のブログ「ワイン飲んだくれ日記」を見るとかなり詳細に学識的にかかれてましたのでそのまま引用します⇒「霜害のヴィンテージとなるとバッドヴィンテージかと思いがちだが、生産本数に大きな影響はあったものの、全体的なクオリティ自体は良好。霜害の影響の度合いにはバラツキがあり、格付けシャトーは優れたテロワール故に概ね霜害の被害を免れ(8大シャトーで被害が大きかったのはシュヴァル・ブランのみ)、テロワールの優劣が増幅されたヴィンテージとなっている。」ということです。
霜害の少なかったシャトーのぶどうをコーディア社が選定して、よりよいぶどうからワインを製造したのがこの「コーディア ボルドー・クラレット2017」なのか、と思いながら飲んでみました。こういった、お手頃ワインでも、質をさげるとなく安定した味を提供できているコーディア社のレベルの高さを感じました。
今まではなんとなくワインを飲んでましたが、ラベルを見ながら、その時の気候や、品種、製造工程を想像しながら飲むのも、ワインの楽しみなのかもしれませんね。