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利島村議会 令和6年12月定例議会

12月議会の総括

今回の12月議会は、1日目の冒頭から議会運営上の課題が浮き彫りになりました。具体的には、「行政報告に対する質問」をめぐって議員間の認識に食い違いが生じ、一度休憩して議員だけで話し合う協議の場が設けられました。議会中継をご覧になっていた方々は、突然の休憩に戸惑われたかもしれませんが、協議内容を公表することは現時点では適切ではないと判断しています。このような住民の皆さんに分かりづらい状況を招いたことを、一議員としてお詑び申し上げます。今後は、事前協議や議員規則の改正も視野に入れ、より明確でわかりやすい議会運営を目指していきます。


1日目はその後、一般質問が行われました。なお、今回からは前議会までの「3回まで」などの回数制限ではなく、一般質問と全質疑に対して各60分という時間制限が設けられました。この変更により、質問回数にこだわらず、60分という持ち時間内でいかに議員と執行部がわかりやすく議論を進められるかが問われることになりました。私は2番目に登壇し、役場広報のあり方、椿産業の振興策、若者対策、ゴミ処理問題など、計5つの項目で質問を行いました。

役場広報について:工事や事業計画が二転三転する状況の中でも、住民へわかりやすく説明する手段が必要だと指摘。対面説明や放送等を活用し、行政・議会が連携して情報発信を強化していく重要性を訴えました。

椿産業について:自動草刈機や椿の廃材活用、新椿精油工場などのアイデアを提示し、行政との前向きな議論を試みました。一度で大きな変化は難しくとも、引き続き多面的なアイデアを提案していきます。

若者対策について:Iターン移住者が多い利島での短期離島の現状について、村長と認識が同じ部分と役場としてやる難しさと今後の求人のあり方についても議論できて良かったと感じています。一議員・一村民として積極的に関わっていく所存です。

ゴミ処理問題について:役場の職員の業務への影響と今後の委託や運営の方針について質問しました。役場との継続的な対話を重ね、課題解決を目指します。

これらの一般質問の一部を抜粋して、私の個人YouTubeチャンネルでも公開しております。実際の質疑応答の様子や、議会の雰囲気をより身近に感じていただくため、ぜひご覧いただければ幸いです。


2日目は、国民健康保険法改正による条例改正や一般会計補正予算審査など複数議案に対して、審議が行われました。国民健康保険関連では、条例施行日が制定日よりも遡る点を指摘。原則として遡及適用は避けるべきだと感じていますが、今回は住民不利益が生じないとの執行部説明を受け、整理がついたため賛成しました。また、補正予算ではなかよし公園工事に関する住民説明・情報開示について求め、行政・議会が協力して分かりやすい周知方法を検討していく必要性を強調しました。

今回の議会で、提案された議案の全てが5名賛成、反対0で可決承認されました。

今後も皆さまのご意見を参考にしながら、島の課題解決に向けて励んでまいります。

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