おなじ街で”働く人”をクロスジャンルでつなげる【豊島区100人カイギ】開催レポート!
豊島区に「100人カイギ」がやってきて、はや6回目。
おかげさまで少しずつ認知していただけるようになってきました。
一方で「どんな人がいるんだろう?」「そもそもなんのイベント?」
と、まだちょっと参加を迷っている方もいらっしゃるかなと思います。
そこで今回はじめて、イベントの趣旨や雰囲気をアフターレポートという形でまとめてみました!
まだ様子見されていらっしゃる方や、つぎ参加してみよっかなというとき、
「いいな、楽しそう!」「なるほど、これなら私も参加したい!」
そう思っていただけるきっかけになりましたら、幸いです◎
豊島区100人カイギとは
「豊島区100人カイギ」とは、都内を中心に全国各地で行われている「100人カイギ」の「豊島区」バージョンです。
「100人カイギ」は、街で働く100人を起点に人と人とをゆるやかにつなぎ、
都市のあり方や価値の再発見を目的とするコミュニティです。
ルールは簡単。
① 毎回、身近で面白い活動をしている5名のゲストの話を聞く
② ゲストが100名に達したら解散する
100人100様の生き方に触れることで、いつもの景色が少し違って見えてきます。(100人カイギ 公式サイト)
豊島区では、最近 池袋にオフィスを移転しました「株式会社OKAN」が中心となって開催しております。
とくに運営陣としましては
● 豊島区に「住んでない」けど「働いている」人たちに来てほしい
● イベントで登壇なんて、したことないよ!という方にこそお話してほしい
との想いで、開催させていただいております。
ということで「豊島区100人カイギ vol.6」いってみよーー!(^O^)
■Facebookページ
https://www.facebook.com/toshimaku100ninkaigi
■Peatixページ
https://peatix.com/group/7153750
それでは、スタート!
豊島区100人カイギの発起人である株式会社OKAN細山からご挨拶。
「今日はここにいる皆さんが 互いにお知り合いになっていただけたら~!」
と、いつもの和やかで温かい雰囲気でスタートです◎
伊藤 篤史さん|会計事務所タクシス
1982年生まれ。愛知県名古屋市出身、東京都在住。
一橋大学卒業後、オービックに入社。エンジニアとしてシステム開発に関わる。
その後、複数の会計事務所で税務業務を経験後、2018年に池袋で事務所開業。
IT技術を駆使した業務効率化、クラウド会計、資金調達に強みを持っている。
あまり知られていないレアな場所を探す街歩きが趣味。
若手税理士として、ITやクラウド会計への強みを活かしたベンチャー企業向けのサービスを展開されている伊藤さん。
昨年開業されたのは豊島区 池袋でした。
実は近くに住んでいたため、予備校時代から通学・通勤・お買い物と池袋に来ることが多く、長らく慣れ親しんだ街だったんだとか。
また、いずれはここ池袋が渋谷や五反田に続く「スタートアップの聖地」になれば、ベンチャーや若い経営者の方々が集まり、伊藤さんの強みを活かしたサービスを必要とされる方が街に増えると見込んでとのこと!
ここ池袋がスタートアップの聖地…!実は、運営メンバーも全員、池袋へのスタートアップ誘致には積極的!ワクワクしますね~!
プライベートでは街のディープ・スポットを探すのが好きな伊藤さん。
ちなみに池袋のお気に入りは今回の会場であるダイヤゲート2階の「ダイヤデッキ」と、豊島区役所10階の屋上庭園「豊島の森」。
みなさんもぜひ、訪れてみては?◎
米澤 美里さん|NAMACHAん Brewing 醸造長
1994年、東京都出身。
大学生時代にクラフトビールと出会ってビールの美味しさ、楽しさを知る。
そんな時にSmoke Beer Factory1号店の要町店でオープニングスタッフのアルバイトとして働くことに。
大学在学中に山梨県をはじめ、 複数の醸造所へビール造りを学びに行き、
卒業してそのままSmoke Beer Factoryへ入社して大塚でのビール造りの道へ。
「NAMACHAん Brewing」という変わった店名は、あまりにも生ビールが好きな米澤さんに大学時代についたあだ名「なまちゃん」から。
豊島区 初のブルワリーとして南大塚でスタートし、お店は要町と東長崎もあわせて3軒。すべて豊島区内です!
このような小さなブルワリーさんが醸造する「クラフトビール」は、なんとスタイルだけでも100種類以上!その多様性と個性が魅力なんだとか。
若い同世代の「ビール離れ」を悲しむ「なまちゃん」こと米澤さんは、
「たとえ大手のラガービールが苦手でも美味しくのめるクラフトビールをつくる!」と一念発起!
修行を重ね、今では「燻製ビール」や、女性も飲みやすい「フルーツビール」など10種類以上をつくってきました。
醸造用のタンクを商店街の皆さんに手伝ってもらいながら搬入したり、
大塚でしか買えないコラボ・クラフトビール「大塚ものがたり」の醸造、
「大塚sakeウォーク」といったお祭り・イベントへの参加など、
地域に根差し、そこの人々と関わる「地ビール」であることを大切にする「なまちゃん」。
ぜひ大塚・要町・東長崎のお店に足を運んでみてください!
佐久 うさこさん|ひきこもり支援団体rabbit / 漫画家
幼少期から絵を描いていて、小学生の頃から 雑誌に投稿。
中学生の頃、父の会社が倒産したのをキッカケに 両親が離婚。 機能不全家族で育ち、学校にも馴染めず、 ほぼ不登校状態で青春を過ごす。 専門学校でイジメにあい、ドロップアウト。
引きこもりながら、人と関わらずに生きていくにはどうしたら良いかを考え、漫画家を目指す。
某雑誌の漫画家アシスタント等を経て、 雑誌の短期連載、携帯コミック、フライヤーイラスト、ライブフラワースタンドイラスト等を手掛ける。
現在Twitterのフォロワー数 約5万人。
つづいては漫画家・イラストレーターとして活躍されながら「ひきこもり支援団体 rabbit」を運営されている佐久うさこさん。
自身が家庭や学校での境遇から人とのコミュニケーションが苦手で「引きこもり」になり、
「ひとりでできることはないか?」と考え、漫画を描くようになりました。
子どもの頃から絵を描くことが好きだったといううさこさんは、
月刊コミック「電撃大王」や会員制イラスト・コミュニケーションサイトPIXIVなどで大人気で、Twitterはなんと約5万フォロワー!
そんなうさこさんは「まだ中身は引きこもり」と語り、
自分と同じような境遇の方のためになにかできたらと、池袋のボランティア施設「がんばれ!子供村」で引きこもり支援事業を始めました。
「著名なクリエイターや有名な作品は、つらい体験や負の感情も作品に込めています。自分のなかにあるなにかを表現できれば、つらいことも乗り越えられる。絵という形でそんな思いを発散できる場をつくれたら嬉しいです」
そう話すうさこさんの語尾はとっても思いやりがあって柔らかくて、
「初めての登壇で緊張してます」とのことでしたが、その声は優しさにあふれていました。
もっと多くのひとのお役に立ちたいと頑張るなかで、人手不足にも困っているとのこと。
ボランティアとして
運営補助 / 広報 / 会計 / 書類作成 / チラシ作成
漫画家として
動画編集 / 声優 / Vtuber Live2D動画つくれるひと / 原作ができる方 / 事務、裏方 / 漫画家アシスタント
上記のお手伝いをしていただける方を、募集中です。
冒頭「絵でつながる ひきこもる人たちのコミュニティ」のイベントは、
毎月 第4土曜日 19-21時に池袋「がんばれ!子供村」にて開催中。
興味あるよって方はこちらのメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください:usausa70@gmail.com
宮崎 千明さん|池袋盆BAND・盆ダンサーズ
1956年まだ闇市の名残りがある池袋生まれ、現在も豊島区在住。
NECで主に官公庁・自治体営業を担当、真面目なサラリーマン生活をおくる。
定年後に不良おじさんになり、週3日仕事(行政書士、某社調査員)、2日ジム(エアロビ、総合格闘技など)、
週末は盆ダンス、飲み歩き、浦和レッズサポーターに勤しむ。
池袋盆BAND・盆ダンサーズとして、『大風呂敷を広げて盆踊り』を展開中。
最後は「このなかで断トツで年寄りですが…」とはにかみつつも「誰よりもエネルギッシュなのでは?」と思える、
「池袋盆バンド・盆ダンサーズ」の宮崎さん!
闇市の名残ある池袋も、今の池袋も知る、まさに大先輩です。
震災の被害にあった福島を盛り上げようと始まったフェスティバルFUKUSHIMA!の「大風呂敷」を、池袋でも、と始めました。
不要となった布を全国から集め、たくさんのミシンを手動でカタカタして縫い合わせた「大風呂敷」は、
地に敷くとその場の雰囲気を一気に「ハレ」にしてしまう不思議な力がある、とのこと。
池袋西口公園やトランパル大塚にて「大風呂敷」をひろげて音楽・踊りの野外パフォーマンスをすると、
街の通りがかりの方も飛び入り参加で、とても楽しい空間に!
この「大風呂敷」はイベントごとに補修されていて、
「毎回ほどいてクリーニングして、次のイベントの時はまた縫ってます」と聞いて、会場全体から驚きの声。
にぎやかな「池袋盆バンド・盆ダンサーズ」の今後を、要チェックです!
ありがとうございましたー!
こうして豊島区100人カイギ 第6回も、無事終了!
その後の懇親会タイムも大いに盛り上がり、
登壇者さんだけでなく、ご参加された皆さん同士もご挨拶・名刺交換などして楽しく交流してくださりました。
いわゆるビジネス・ミートアップのような側面もあるからこそ「内輪感が強くて入りにくい感じ」がなくて、ちょうどよくオープンですし、
何回も参加されていらっしゃる方や、前回の登壇者の方もいらっしゃったりして「知り合い」ができてくる感覚は、とっても楽しいです ♪
お酒を片手に楽しい時間が過ぎ、「よいお年を~!」と解散。
来月は1月20日(月)を予定しています!
いかがでしたか?
豊島区100人カイギ、
「思ってたよりカジュアルで参加しやすそう!」
「豊島区には働きに来ているだけってひとも集まってるのね!」
「ベンチャーや若い人も、いるんだな~」
そんな風に思っていただき、また来年、皆さんとお会いできることを楽しみにしております!
どうぞ、これからもよろしくお願いいたします!
ライター:夏井 陸(https://www.facebook.com/r.natsui)
池袋の「街を遊び倒す」ワカモノ集団:NoRooF ファウンダー。一橋大学4年生。銭湯帰りにLo-fi hiphop聴きながら、冬の夜風に当たるのが趣味。