住宅ローンの現状をアンケート結果から考える
レクソルが発表した住宅ローンに関するアンケート結果を読んで、住宅購入にまつわる現状がよく分かる内容だなと感じました。
借入額が最も多かったのは2000万~3000万円、次いで3000万~4000万円という結果は、多くの人がこの範囲で現実的な選択をしているんだなと思いました。ただ、これが全国の平均値である以上、都市部と地方では状況が異なるはずです。地方では物件価格が抑えられることが多いため、都市部ほど高額な借入を必要としない場合も多いでしょう。
年代ごとの借入傾向も興味深いですね。例えば、30代は3000万円台や4000万円台が多く、家族が増えるタイミングで「長く住める家を」と少し背伸びしているのかもしれません。一方、50代では2000万円台が最多となっており、無理のない範囲で堅実に借りている印象を受けました。
また、金利では変動型を選ぶ人が半数以上を占めていましたが、これは低金利の恩恵を受けるための選択でしょう。ただ、今後金利が上がる可能性もあるため、固定型との比較を慎重にした人も少なくないのではと思います。
最後に、審査通過の工夫として「頭金を増やす」「若いうちに申し込む」など現実的な取り組みが上位に挙がっていました。住宅購入は大きな決断なので、こうした準備をしっかりしておくことが安心につながるのだと改めて感じました。住宅ローンに向き合うとき、こういったデータを参考にしていきたいですね。