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marutomo20
空き家問題の現実とこれから考えること
空き家問題と向き合うために
2025年、団塊の世代がすべて後期高齢者となり、大量相続の時代に突入します。その影響で、これからますます空き家や所有者不明の土地が増えていくと言われています。
牧野知弘氏の『新・空き家問題』では、この状況について詳しく分析されているようです。記事を読むだけでも、空き家問題が個人の悩みを超えて、社会全体に影響を与える深刻な問題であることが伝わってきました。特に、相続のたびに登記がされず、誰のものか分からなくなった土地が九州の面積を超えているという話には驚かされました。このままでは、将来的に北海道の面積にまで及ぶ可能性があるとも指摘されています。
僕も不動産業に携わる中で、親の家をどうするか悩んでいる方々の相談を受けることが増えました。売るにも買い手がつかず、貸すにも借り手がいない。結果として、「とりあえずそのまま」という選択をする方が多いのが現状です。しかし、それが続けば、空き家はどんどん増え、管理も行き届かず、地域全体に悪影響を及ぼしてしまいます。
この問題にどう向き合うべきか。まだ本を読んでいないので、詳しい対策はこれから学びたいと思いますが、まずは「自分ごと」として考え、できることから始めることが大切だと感じました。家族で早めに話し合うことや、自治体の支援制度を活用することも一つの方法かもしれません。
『新・空き家問題』を読んで、さらに理解を深め、今後の不動産業にも活かしていきたいと思います。