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SNSによる社会の分断を防ぐにはどうしたら良いのだろうか?

安倍晋三元首相が凶弾に倒されてから約10ヶ月後の現在、岸田現首相がパイプ爆弾で殺されかけた。まさか平和な世の中に、なんでこんなことが連続で起きてしまうのだろうか。昭和初期よりも世の中は進歩していると思ったのにとショックだろう。

このように元首相や現首相を殺そうとする行為は恐ろしいが、テロ的なことは今までにも秋葉原のトラックによる無差別殺人や、オウム真理教の地下鉄サリン事件などなど定期的に起こっている。

そして凶器もさまざまだし、サリンのように製造に手間がかかるものを使わなくても普通の自動車で殺人ができることは秋葉原の加藤智大が証明した。海外では模倣犯のような事件も実際にかなり起きている。

今回の岸田現首相の事件は、完全に安倍さんの事件の模倣犯である。では何故こんなに模倣犯がすぐに湧き出てくるのか考えてみる。僕はその一つの要因にSNS時代であることを挙げる。

誰もが好きなモノや人のアカウントをフォローし、得たい情報だけを瞬時に得ることができるSNS時代だからこそ、分断が生まれるのだ。
例えば、安倍さんを殺害した山上容疑者なんかは母が貢がされた統一教会に安倍さんが関与していたという理由で殺害を試みたが、彼のスマホ上はアベガーのツイートで溢れかえっていたのだろう。

要はSNSでは同じ思想を持ったような人たちだけをフォローしてしまうが故に、自分の思想や持論が毎日正当化され、悪いことでさえ正当化されてしまうのだ。今回の事件も24歳で参議院に出馬しようとしたが、選挙権が30歳以内はないことに対してそれはおかしいだろうと不服を申し立てて国に訴えを出していた若者の犯行である。

彼のSNSも皆こういう政治に不満がある人たちがうじゃうじゃいるのだろう。僕はこういうSNSによる社会の分断を防ぐ為に、いや自分がSNSに染められないように敢えて自分と真逆の思想を持っていたり、自分と全く違う生き方をしているような人もフォローするようにしている。

InstagramやTwitterなどでそういう人をフォローしていると、頻繁にこの人なんなんだろう?とかこの人何考えてんだろう?とか思うのだがそのよくわからないというのが凄く学びになる。こういう人たちの生き方や思想を日頃から取り入れているとこういう人もいるんだなと社会の理解ができる。

こういうことをより多くの人が取り組んで行くと社会による目に見えた分断は減っていくのではないだろうか。

いやそう僕は信じている。

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倉岡利樹(Toshiki Kuraoka)
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