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高齢化&若者の起業意識が低いこの国で必然と見えてくるチャンス

 私は去年から京都の法人の代表もしていることから最近、京都に行く機会が増えた。銀行融資の手続きや法的書類作成、未だに紙媒体で法人の代表取締役が出向かないといけないことが往々にしてある。東京で起業したらこんなにめんどくさい手続きは要らないのにな、、と思うのだ。

 先週は経済センターに商工会の予定があったのだが、もう目でわかるほどに京都で事業をする人間の高齢化が恐ろしい。私のような20代の事業者、経営者は全くいないし、おそらく商工会に入っているのは私だけなのかもしれない。それくらいアイデアも体力も衰えているということだろう。街を見ていても古き良きを言い訳に新しい改革やアイデアを利用した働き方が全く見られない。

 それもそのはずだ、そういった改革やアイデアを実行すべき20代30代の若者もこの国ではリスクや〇〇ブロックのせいで全く機能しないのだ。例えば、親ブロック、東京大学を出た頭のキレる優等生が親に「大企業でまずは3年は勤めろ」だったり言われ、修士や博士を出た者はそれでもう30路、次は結婚。親に「結婚するための貯蓄を残しておけ」と言われ、気づいたら起業のタイミングを失うのだ。

 これは親だけではない、嫁ブロックなど色々な弊害が歳を重ねるごとに出てくるだろう。そのため、やるなら20代前半で起業をする方が良いと思っている。私も大学2年20歳の秋に初めて起業して以降、やはり若さゆえに失敗したこともあるし舐められたことも多々ある。しかし、それが逆にチャンスになることもある。それに甘えたくはないが「若いのにすごいね」と食事に連れられそこから契約に繋がったり新しい事業の発端になったりする。

 しかも、何より応援してくれる人が若いうちはすごく多い。40〜50代からの挑戦とは違い、失敗してもある程度どうにかなるため、人は人をみて投資するので投資をされやすい。投資と一概に言ってもお金や株式だけを言ってる訳ではない時間や労力そういったものまで若者は投資をされやすい。だったら今やるしかないのだ。

 なんでもそうだが経験、仮説、仮説検証、実行このフローの中で仮説で脱落する者がかなり多い。仮説ができたらすぐに本当に今日から明日から検証をする必要があると思っている、そうするとどう考えても10個以上は何かやりたいことが見つかる。それを全て実行に移せば仮説になっている地点で一つは当たるし、大当たりもすると思っている。研究者も結果が出るまで仮説検証を違う方法でも試さないと良い研究成果は上がらない。

 起業も同じだと思っている。実るまでにさまざまな方法で試さないと良い結果は生まれない。とにかくいくつもやるだけだと思っている。そうする事でチャンスを活かせるのではないだろうか。


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