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J1 ヴィッセル神戸x湘南ベルマーレ

興奮冷めやらぬうちに
2024シーズンJ1最終節
🔴ヴィッセル神戸x🟢湘南ベルマーレ
を分析していきます
※僕の偏見によりどうがんばっても神戸寄りの視点になります🙇‍♂️



◎試合の全体感

ヴィッセル神戸にとってJ1優勝、
連覇がかかるリーグ最終戦⚽️

勝てば文句なしの優勝🏆という状況の中で、ノエビアスタジアムもサポーターで超満員となり、最高の雰囲気であることが映像からもビシビシと伝わってくる⚡️

去年の優勝時もいつも以上に緊張感とワクワク感だった。今年はそれ以上だったのではないか?と思うと楽しさが込み上げてくる。
(アナリストはスタジアム最上段から試合を見ているので全体の雰囲気がよくわかるんです🤫)


僕的象徴的なシーンはこの2つ
8’50   ボールロストからの切り替え
22’50    フリーキック後の切り替え

DAZNでご確認ください🙇‍♀️


どちらもシーンも攻守の切り替えがハンパない!!!
このプレーを体現できるチームは確かに簡単に負けるわけない。優勝するわ。と思ったシーン


両チームともハードワークが売りストロングポイントで殴り合う手に汗握るゲーム展開🏃‍♀️💨


神戸の選手たちがこの試合にかける思いが滲み出てゲームの優位性を作り出していった場面だった。



少し詳しく分析していきます

◎基本陣形と予想される優位性

🔴神戸【質的×量的】
世界基準の質を伴う選手たちがハードワークできる
質を伴う選手たちのプレー機会を増やすことで優位性がある

🟢湘南【量的×配置的】
チーム全体のハードワーク文化
3-5-2の配置は幅と内側の人数を両立させる意味で優位性がある

↓その他試合情報はこちら↓


◎前半の展開分析

🔴神戸攻撃⚔️

①奪ったボールは前へ前へ


神戸は奪ったボールを前に運ぶことでらしさ全開🏃‍♀️💨トランジションでも優位に立っていた1点目の得点も中盤エリアでのボール奪取から素早く相手ゴールに迫った末に生まれた得点🥅ハイライトはトランジション部分が尺の問題でカットされているのが残念😢

実はトランジションの流れから生まれた得点そのため湘南が5-3-2の守備組織を構築する十分な時間はなかった

大迫は中央からサイドに流れ
再び中央へ戻ってくる
動きを見せる
      ↓
湘南CBのキムミンテは大迫の存在に注意を向ける
      ↓
一時的にペナルティエリア内は
4x3の神戸側数的優位に!

数的優位な神戸がこぼれ球を押しむ形でゴール⚽️

ゴールシーンのプレー解説


   1点目の各選手配置

トランジションから相手の息をつく暇を与えず相手の注意をゴール前から遠ざけた中でここぞ!という時にゴール前へ侵入していくプレーはさすがの一言!!


②武藤の無限裏抜けが相手の脅威に!!

試合開始早々から右WG武藤が背後へのアクションを連発何度もチャンスを作り出す特にFW大迫がフリーマン的な役割として中央のゾーンから出ていくその空いたスペースを代償するように右WG武藤が背後へアクション


2人の連携が湘南に脅威を与え続けた


前川から大迫へロングボールを供給

大迫が競り、相手CBを引き出す

相手DFラインのギャップが生じ、両WGが走る

セカンドボールを拾ってゴールを決める

ゴールシーンのプレー解説
2点目の各選手配置



超単純でシンプル。でも、一般的に成功率が低いプレーを狙い続けられるよっちの凄さ周りとの信頼関係が顕著に出たシーン。


本当に神戸の黄金時代の始まりを予感させてくれる。


天皇杯のゴールも同じような形ですよね🏆人は違えど、狙っていることは同じ再現性のあるプレーを最終節の大一番でも炸裂!

🟢湘南攻撃⚔️

①相手を揺さぶり前進する

守備に苦しむも前半30分以降にボールを保持しながら配置的な優位性を生かした攻撃が見られた

⏰34’    
サイドレーンから方向転換し、神戸のブロック内を斜めに横断
⏰41’    
CBからライン間への縦パスで逆サイドへボールを展開
このようなプレーで攻撃の糸口を見つけらそうな雰囲気は出てきた

湘南攻撃時の神戸のプレッシング

・両サイドの幅を広く使ってくる湘南
・湘南の3CB+WBに神戸はWGとSBがプレス
・神戸はMF-DFラインがボールサイドへのスライド
 →局面の強度高める
          ⇅
・逆サイドの大外レーンを完全に捨てる形をとる
 (逆サイドのWBはあえて残している)

神戸のプレッシングと代償



②湘南の可能性

  • 神戸のCBをピン留めする役割を担っていたFW2人の1人が
    中盤ゾーンに出ていくことで内側の数的な優位性を得ること

  • CBやWBがサイドレーンでボールを受けそうな時に
    前進のサポートと継続のサポートそれぞれの役割を明確化する
    深さを取りに行くことで幅を得るという優位性を増幅

湘南が獲得可能な優位性


◎後半の展開について


🔴突き放す神戸

前半同様に固い守備から前線のタレントを生かした縦に早い攻撃を続ける👊


優勝を決定付けるゴール
⚽️

今シーズン完全復活を果たしたタカが決めた嬉しさは半端なかった!!

なかなか出場機会に恵まれず苦しんでいたのを見てきた。自分が試合に出れなくても仲間思いで常に直向きな姿は脳裏に焼き付いてる「自分の武器を信じることの大切さ」を学んだ。
(同い年のタカのゴールに嬉しすぎてきちんとした分析は割愛します😞
これからもずっと応援してるぞ!!)


🟢湘南の変化

①阿部浩之の投入

縦に早い展開の中、神戸が優位にゲームを進めていた中で#7阿部浩之が後半からIMFとしてプレー🏃‍♂️この交代により時間のコントロールができるようになり速攻と遅攻を使い分けようとする⏰

②ポジションの流動性

阿部がフリーマン的な役割として流動生をチームに与えたことで得た効果は

・幅と高さを調整する関係性が構築された
・相手のプレスを逆手に取った前進のサポート
・味方に時間を与えるための引き付けるサポート

阿部はゲームをよく読み状況に応じてプレーエリアを変え、味方・相手ともに影響を与えた選手として印象に残った

興味のある方は以下の時間帯をご参照ください🎬
⏰49’  
⏰55’
⏰66’


🏆ヴィッセル神戸Jリーグ優勝🏆

改めましてヴィッセル神戸を愛する皆さまJリーグ優勝・連覇・二冠おめでとうございます!!


チームを離れて約1年という時間が経ちますが、神戸で過ごした8年間は僕のサッカー人生の宝物であり、礎であることは変わりません。大好きなクラブが再び日本一の称号を得たことめちゃくちゃ嬉しいです!


これからもヴィッセル神戸の黄金時代がいつまでも続くことを心から願っています!

興奮のあまり夜中3時まで文章をかいていました。ちゃんと分析できているかは分かりませんが、今後も何らかの形でnoteに分析の記録を残していけたらと思います!

来週からなにについて書こうかまだ決めかねてます。この試合!この人!の分析のご要望あればしたいのでぜひコメントください🙇‍♀️

おわり


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