中島みゆきさんの「糸」の私的な解釈
縦割り社会
中島みゆきさんの「糸」
カノン進行「Ⅰ→Ⅴ/Ⅶ→Ⅵm→Ⅵm7/Ⅴ」の変化型ですね
気持ちが落ち着きます
I→V→ⅤIm→Ⅲm→Ⅳ→Ⅰ→ Ⅳ→V
Cコード(ドミソ)でいえば
C→G→Am→Em→F→C→F→G
癒されますね
で、縦割り社会についてですが
「縦の糸はあなた 横の糸は私」で
物事はバランスが取れると思います
だがしかし
社会を見ると何故か縦割りばかりです
なぜでしょう?
通常の会社には、役員会の下に各事業部があり、部があり課が縦軸にあるのが一般的です
会社には年度ごとKPIがあり、それぞれの部署毎に落とされMBOとなり、社員各個人にも落とされますね
そして個々人の一定期間の業務内容を定量化し、達成度によりボーナス評価や、昇進プロモーションの材料となります
ですので「縦割り」は組織である以上、不可避です
それぞれのタスク達成で、現在の収入=flowと昇進・昇格に伴う退職金=stockに影響するのですから、必死に部の掲げる目標達成に必死に邁進する構造となります
これは民間企業のみならず、行政機関も同じでしょう
そこに中島みゆきさんの「糸」で言う「横糸」を通そうとすると、縦糸と横糸の軋轢があったり「それはうちの仕事じゃ無い」とか、それにかかり切るとMBOボーナス査定に響くからやらない
限りなく違和感を感じます
MBOからKPI達成はミクロで
KGIをマネジメントが明確にしていないからでは無いか?と強く思います
総論賛成、各論反対
よくありませんか?
自分に火の粉が及ぶと必死に反対します
マネージャーが「ゴールは何か?」
「我々のミッションは何か?」
を明確にしていないからです
それこそ企業の存在意義なのにね
稲盛和夫さんの「利他の心」や
「三人のレンガ職人」の寓話を改めて読むべきって思います
人と人が組織を縦糸と横糸で紡いでいます
ゴールを見失わないようにしませんか?