【ウィル不動産販売の人材戦略】年明けは新卒採用の始め時です。
株式会社ウィル(ウィル不動産販売)、元新卒採用担当の平田敏樹です。
現在は、コンサルティング事業グループにて、自社のノウハウを元に同業の不動産会社様の支援をしています。
ここ1,2か月、新卒採用の相談をいただくことが多く、その中でも新卒採用の始め時について悩まれている経営者様が多い印象です。
今回は、「年明けが新卒採用の始め時」というテーマでコラムをお届けします。
1.新卒採用・育成のスケジュール感
大学生は2年生の夏から就職活動を始め、
3年生の秋には多くの学生が就職活動を終えます。
そこから1年半の学生生活を経て社会人へと進みます。
経営の観点で言うと、、、
2024年の夏から採用活動を始めて、
実際に入社してくるのは2026年4月になります。
さらに言えば、
2024年からかけた採用経費が売上に繋がるのは、入社から2年ほど経った2028年頃になります。
今新卒採用に取り組み始めても売り上げに反映されるのは2028年頃となり、直近の3,4年は採用経費・研修費用・人件費だけが増え続けます。
2.中小不動産会社の採るべき採用戦略
コストは増えますが、
それでも会社の未来、社員の未来のために舵を切るだけの価値はあります。
ウィル不動産販売は、
創業2年目、社員数14名、経常利益3000万円の時代から新卒採用を始め、
利益の50%を採用経費へと充てました。
弊社の経験則上、中小不動産会社が、新卒人材を採用するための戦略はいくつかありますが、大きくは以下の2点です。
①スケジュール面
基本的には、商社やメーカー、銀行などの大手・人気企業が早々に採用活動を始めます。
そこで採用から漏れた人材に対して、中小企業の争奪戦が始まります。
その時期が、年明けの2月3月です。
大手企業には落ちたが優秀な人材、大手に落ちて負けん気に火がついた人材の採用が可能です。
②他社との差別化
中小企業が他社と差別化を図り、かつ他社より優位に立つためには、
知名度や規模、仕事内容の魅力ではなく、
経営者(創業者)自身の魅力を学生に届けることが必要です。
経営者と距離が近いことが何よりの強みとなります。
中小企業で、経営者が表に出ない会社の採用は、人数は確保できても人材の質は上がりません。
3.今何をするべきか
2025年2月3月から始まる中小企業による人材争奪戦を勝ち抜くために、年内には方針を固め、年明けからは実働を始める必要があります。
具体的には、
>年内に検討すること
①採用チームの結成
②求める人物像の設定
③自社の魅力の抽出
④年明けのスケジュール作成
>年明けに動くこと
①採用フローの作成
②広告媒体の作成
③新卒学生の集客活動
④説明会・面接のロープレ
この時期を逃すと、
新卒人材の入社が2027年4月となり、売上に反映されるのは2028年4月以降となります。
「今」新卒採用に興味のある企業経営者様は、
3年後の売上のためにぜひ本格的に新卒採用の導入・強化をご検討ください。
ウィル不動産販売は、
14名の会社から30年間新卒採用オンリーで358名まで拡大してきました。
自社のノウハウを元に、不動産会社が新卒採用で勝ち抜く手法をコンサルティングしています。
初回無料での相談会を実施致しておりますので気軽にご連絡ください。
株式会社ウィル
平田敏樹(toshiki.hirata@wills.co.jp)