グラディエーター2を観る
リドリースコットがアカデミー賞を獲得した名作グラディエーターの続編がついに公開されました。
私はリドリースコットの作品が大好きなのですが、グラディエーター自体は私個人としては、もちろん悪い印象はないのですが、彼の作品としてはそれほど好きな方ではありません。ただ、アカデミー賞を受賞した作品で、リドリースコットにとっての代表作であることは間違いありません。そんな作品の続編となれば、リドリースコットファンとしては見ないわけにはいきません。
ただ、グラディエーターは主人公が死んだので続編は隔世の物語なのだと勝手に考えていたのですが、かなり繋がっている話でビックリしました。正直前作の内容をほとんど覚えていなかったので、ちょっとよくわからないところがありもしたので、もったいないことをしたな、と公開しました。
ただ、それで物語がわからない、というわけではありません。主人公がどうして支持される存在なのかとか、なんかいろいろ物語が唐突に感じられるところがあったのが、だいたい前作とひもづいているようなのです。
しかし、そういったところをマイナスと考えたとしても、序盤の海際での戦いやコロセウムでの戦いの迫力は満点で、観る価値のある作品だと思いました。特に劇場の大画面て観るべき作品です。テレビなんかの小さな画面ではせっかくの細部にこだわっていそうな船やコロセウムをちゃんと観ることができません。やはり,劇場で観るということをリドリースコットは意識してこの作品を作ったのではないかと思いました。
しかし惜しむのはなぜこの作品にパンフレットが作られなかったのでしょうか。前作から繋がる物語など、おさらいしてほしいところです。そんなパンフレットが活躍する余地が物凄くありそうな映画だというのに。何を考えてるんでしょうね。