グルメな夫、もやし料理を研究する
グルメな夫が朝から料理している。時間をかけてつくっていたのはもやしの炒め煮。おいしい!
グルメな夫は最近もやし料理を研究しているのだと言う。まず、もやしと合うのはピーマンとニラとニンニク。この3つは欠かせない。それから、材料の野菜をどのように切るのか、それをどの順番でフライパンに入れるのか、そのたびにどういう火加減で何分何秒炒めてその後何分何秒ふたをするのか、なんてことを詳しく話してくれた。すべての材料を切ってフライパンにぶち込めばそれでOK、と考えている私には豚に真珠。なんでそんなフクザツ怪奇な火加減や何分何秒とやらでなくてはならないのか、グルメの気がしれない。でも、格安の食材のもやしがすばらしくおいしい料理になるなんて、なんてめでたいんだ、と心の中で喝采する。
インドネシアのソロの市場でもやしを売る女性
インドネシアではもやしをサラダやスープに入れる。もやしを使う料理でいちばん日常的に食べられるインドネシア料理は、ゆで野菜にピーナツソースをかけるだけのシンプルなサラダ、プチュル(pecel)だろう。手軽に野菜をたっぷり食べられるありがたい料理だ。もやしの他、ゆでたパパイヤの葉は最も安上がりの食材としてプチュルに用いられる。パパイヤの葉はそれほど美味とは言えないが、体に良い食べ物らしい。また、ニンニクやトウガラシなどをまぜたピーナツソースのおいしさは何とも言えない。
インドネシアのヨグヤカルタの朝の屋台のプチュル。ピーナツソースが激辛。甘い味付けの豆腐やテンペを添えている。
そろそろプチュルをつくろう。プチュルにかけるピーナツソースはインドネシアで探して買ってきたのがあるから、お湯でとかすだけだ。
暑い季節がくるとインドネシア料理が食べたくなる。
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