列車の旅にはおやつを!
週末、九州の別府へ一泊二日で出かけた。グルメな夫は学会で発表するため、オヨメサンはそのお供である。京都駅で新幹線に乗るときから波乱の旅だった。新幹線のダイヤが大幅に乱れていたのだ。京都駅は出発したものの、普通電車並みに何度も止まり、その次の新大阪になかなかつかない。
オヨメサンは持ってきたおやつを次々にだす。白和え、梨、柿、パン・・・。
「これじゃ、新大阪に着くまでにおやつがなくなってしまうね。」
京都から別府まではざっと700キロ。最初の50キロでおやつがなくなって残りの650キロをおやつなしで旅するなんて・・・!
翌日、グルメな夫が学会に行っている間、オヨメサンは別府駅の近くを歩いた。買い物をしようにも、日曜日でどのお店も閉まっていた。街の温泉や波戸場神社などを巡っているうちに一軒だけ開いている和菓子店があった。
その和菓子店のご主人は博識で、いろいろなことを教えてくださった。マンゴ味の生地をつくるのに試行錯誤したことも。1つ95円~105円の饅頭をいかに苦心、工夫してつくっているのかが伝わってきた。
オヨメサンはマンゴ、キャラメル、イチゴ、栗、白、黒、全部の種類の饅頭、12個を購入。
「これで帰りの列車で食べるおやつがある~!」
グルメな夫は「饅頭12個も?」とあきれていたが。