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「KOBE CINEMA PORT フェス」企画  「ニッポン喜劇映画セレクション」

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 2020年10月17日(土)から10月21日(水)神戸アートビレッジセンターB1 KAVCシアターで、ぼくが企画協力をした「ニッポン喜劇映画セレクション」が上映されます!

エノケンの貴重上映や、のちに松竹新喜劇で藤山寛美の十八番になった渋谷天外脚色の森繁・春団治、森崎東の監督デビュー作にミヤコ蝶々と盛りだくさん!

10月3日(土)には、娯楽映画研究家・佐藤利明による「ニッポン喜劇映画時代」トークイベント開催! 参加者は「お染久松」鑑賞無料!詳細はフェスHPをご覧ください。

上映作品のご案内

エノケン・笠置のお染久松(1949年・エノケンプロ・渡辺邦男)

戦前からの喜劇王・榎本健一が、戦後の象徴「ブギの女王・笠置シヅ子」を迎えた人気舞台を映画化。歌舞伎や浄瑠璃でお馴染みの「お染久松」をモチーフに、エノケンのバツグンの体技、服部良一作曲のブギウギを歌いまくる笠置のパワフルな歌声が楽しめる、ウキウキ楽しい和製ミュージカルの傑作。製作はエノケン・プロ。

世にも面白い男の一生 桂春団治(1956年・東宝・木村恵吾)

戦前、吉本興業に「春団治あり」と呼ばれた噺家・桂春団治の破天荒な生涯を森繁久彌が演じた「芸と女と笑い」の一代記。脚色は渋谷天外。のちに、藤山寛美の松竹新喜劇となるおなじみの芝居のルーツでもある。淡島千景、八千草薫など、春団治をめぐる女優たちの豪華共演も見もの。「面白うて、やがて悲しき」芸人・春団治の物語。

喜劇 にっぽんのお婆ちゃん(1962年・松竹・今井正)

名匠・今井正がミヤコ蝶々と、北林谷栄、飯田蝶子たち「おばあちゃん」のユーモラスな日々を描いたハートウォーミング喜劇。昭和37年の浅草を舞台に、老人施設から抜け出してきたお婆ちゃんの意気地をペーソスたっぷりに綴る。高度経済成長のニッポンの姿がリアルに描写。フレッシュな十朱幸代、ブレイク中の渥美清も登場!

喜劇 女は度胸(1969年・松竹・森崎東)

「寅さん」のもう一人の生みの親・森崎東監督のデビュー作。『続男はつらいよ』直前のエネルギッシュな渥美清の圧倒的な演技が楽しめる。粗野な兄・渥美とインテリの弟・河原崎健三の「愚兄賢弟」が、弟のガールフレンド・倍賞美津子をめぐってのてんやわんやの大騒動。渥美清のほとばしるエネルギーに圧倒される重喜劇の快作!

なんと、「エノケン・笠置のお染久松」のみ入場料は一律500円!

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佐藤利明(娯楽映画研究家・オトナの歌謡曲プロデューサー)の娯楽映画研究所
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