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太陽にほえろ! 1973・第55話「どぶねずみ」

この原稿は、事件の核心、物語の展開について詳述しております。ネタバレ部分もありますのでご注意ください。

第55話「どぶねずみ」(1973.8.3 脚本・鎌田敏夫 監督・山本迪夫)

西山警部(平田昭彦)
永井久美(青木英美)
おでん屋店主(大村千吉)
アパート大家(福田トヨ)
本庁刑事(大宮幸悦)
薬局店主(加藤茂雄)
矢沢トキ(武智豊子)
坂口明男(高木門)
山下啓介
和泉喜和子
西郷昭治


予告篇。小林恭治さんのナレーション。

「銃砲店から一挺の新型ライフルが盗まれた。犯人は人間不信に陥った日陰者で、孤独の寂しさを射撃の快感で酔うことで紛らわそうとしたのだ。そして刑事に追い詰められ、ライフルの的を多くの人間へと向けていく。それほどまでに、犯人を人間嫌いにさせた背後には一体、何があったのだろうか? 次回「どぶねずみ」にご期待ください。」

 「浪人ブルース」で知られるアングラ・フォーク歌手・高木門さんのゲスト回。1968年の三億円事件の時に、犯人から日本信託国分寺支店の支店長宛に届いた脅迫状の差出人の名前が「高木門」だったことで話題となった。裕次郎さんを見出した水の江瀧子さんの水の江瀧子事務所に所属していた。

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 今回のゲストは、久しぶりの平田昭彦さん。大村千吉さん、加藤茂雄さんと東宝勢に混じって、日活のおばちゃん役でお馴染みに福田トヨさんも出演。東宝と日活のバイプレイヤーズの共演は「太陽にほえろ!」ならではの楽しみ。

 郵便配達夫が、シャッターの降りた銃砲店の店内から血が流れているのを目撃。銃砲店主と中学生の子供は即死、病院に運ばれた奥さんも脂肪。鑑識によれば、三人とも硬い鉄の棒で殴打されていた。盗まれたのはライフル一丁と銃弾が数箱盗まれていた。七曲署の刑事たちが捜査にあたっていたが、本町からエリートの西山警部(平田昭彦)が現場に現れる。本町のエリートだが西山警部はボスとは古い知り合いだが、ソリが合わない。次の移動で七曲署の署長に決まっていた。

「今回は、本庁の刑事として、私は私なりに捜査を進めるが、私に先にホシを挙げられたりしたら、君のメンツはまるつぶれかもしれんよ。藤堂くん」とボスに挑戦する。こういう嫌味なエリートを演じたら、平田昭彦さんの右に出るものはいない。ジーパンが一言「なんすか?ありゃ」(笑)

 捜査一係では銃砲店主にトラブルはなかったのかを調べている。殿下が調べた「店主の兄弟との諍い」は単なる兄弟喧嘩のレベル。長さんは出張までして関係者に当たるがこれといって収穫はなかった。山さんとゴリさんは、現場から200メートルほどの工事現場で凶器らしい鉄パイプを発見、鑑識で調べることに。

 皆が忙しくしている時に「息子が誘拐されたので調べて欲しい」と矢沢トキ(武智豊子)が、ボスに食い下がっているが、誰も取り合わない。みかねたジーパンが「殺人事件も、おばあさんの息子誘拐も同じ事件だ」とボスに意見。そこでジーパンがおばあさんから事情を聞くが、なんのことはない2歳半の犬の「コロ」のことだった。愛すべき熱血漢、ジーパンのキャラを、こうしたユーモラスなシーンで視聴者に印象付けていく、ブレイク的な微笑ましいシーンである。

 手がかりを探して、聞き込みを続ける刑事たち。各刑事たちの活躍するカットの積み重ねの最後、ジーパンが新品のスニーカーでガムを踏んでしまい「あーあ」というオチで締める。これが小学生ファンには「親やすさ」として受けていた。

 夜、捜査一係での会議。盗まれたライフルはアメリカ製のウィンチェースターM94。ガンマニアの犯行か? そこへ西山警部が「凶器が出たそうだな。なぜ、私に知らせない」と居丈高な態度。ボスが資料を渡すと「藤堂くん。これから新事実が出たら、私に知らせるように」。カチンときたジーパン「そっちはそっちで勝手にやるって言ったじゃないですか?」。西山警部「なに?」「フェアじゃないよ、そんなのは」。ボスは「わかりました。これからそうします」と低姿勢。去り際に西山警部「この新米刑事さんに、目上のものに対する口の利き方を教えてやってくれ」。

 鉄パイプが見つかった工事現場で、山さんと殿下が聞き込み。明るくなり始めたころ、血のついた鉄パイプをぶら下げた若者を目撃したと労務者が証言する。ニタニタと不気味に笑っていたという。さらに、その男は布に包んだライフルらしきものを持っていた。

 京浜東北線がすれ違う線路沿いのアパート。大田区山王あたりにあり、向かいは品川区南大井。京浜東北線、総武快速、東海道線が激しく行き交うなか、ロックが流れる部屋。布に包まれたライフルを取り出し、弾を込め、壁にはってあるアメリカ版「PLAYBOY」の表紙のヌードに向けて打ち続ける若者(高木門)。日本版「月刊プレイボーイ」が創刊されるのは、2年後の1975年のこと。この頃「PLAYBOY」は洋書店などでしか入手できなかった。このあたりは山本迪夫監督のこだわりでもある。

 工事現場の労務者の証言をもとにモンタージュ写真が作成された。すぐに精神異常者などを当たることに。そしてボスはジーパンに、本庁の西山警部に届けるように命じる。「あんな奴に」と反発するジーパン。ボスは「俺たちの仕事は一刻も早く犯人を挙げることだ。西山さんが挙げようが、俺たちが挙げようが、同じことだ」と言う。

 警視庁、西山警部にモンタージュ写真を渡すジーパン。写真の出来にいちいち文句をつける西山。「かえって捜査の邪魔になることもある」などと言いたい放題。頭にきたジーパン、写真を取り上げて「帰ってボスにそう言います」と立ち去ろうとする。

 そこで西山は「君は、鶴岡署の警察官だった柴田ゲンジの息子らしいな」「そうです」「君の親父さんは、半警察的態度を死ぬまで辞めなかったそうだな」「反警察? 親父は拳銃を腰に下げなかっただけです!」憮然とするジーパン。「君の親父さんを殉職扱いにしなかったことで、心苦しく思っているセンチな連中がいてね。君が刑事になれたのはそのお情けということだ」と西山警部はタバコに火を付ける。

 鎌田敏夫脚本らしい。警察内部の人間関係がはっきりとわかるセリフ。西山警部は実に鼻持ちならない。「君が警察官として優秀だったから、刑事になれたわけではない。覚えておきたまえ」「覚えておきます」。

 ジーパンの亡父への想いを第53話「ジーパン刑事登場!」で描いた鎌田脚本。こうしてジーパンの内面丁寧に描いていく。続く雑踏を歩くジーパンのカットに、その思いが込められている。そのジーパンは、公園でひとりぼっちのトキ婆ちゃんを見つける。「私はコロのいないうちには帰りたくないんです」。おばあちゃんにとっては、家に寄り付かない息子以上の存在なのだ。ジーパン、優しい顔で「帰りましょう。冷えますよ」。仕事が終わり次第、おばあちゃんのところに寄るから一緒に探しましょうと優しいね。

 やがて、犯人の怨恨の説は消え、異常者によるものだとボス。犯人は必ずライフルを使うに違いない。その前になんとしてでも捉えたい。捜査一係は、翌朝、7時から捜査を続行することとなった。会議が終わって署を飛び出すジーパンに、殿下とゴリさん「デートか?」と冷やかす。否定はするが相手は女性だというジーパン(笑)ゴリさんと殿下は、仕方なく飲みに行く。

 おばあちゃん家で、コロの似顔絵を描くジーパン。「そっくり」とご機嫌のおばあちゃん。ジーパンとおばあちゃん、似顔を手に聞き込みへ。「へえ、犬の捜査か?警察も粋なことをするね」とおでん屋店主(大村千吉)が、ジーパンにお酒を「時間外手当だ」とご馳走する。その親父の証言で、タクシー運転手のケンちゃんが犬を轢いたと聞いて、タクシー会社へ。

 「犬を轢いたぐらいで警察に引っ張るのか?」と開き直るケンちゃん。「弁償してやるぜ、おばあちゃん」と嘯くケンちゃんに、ジーパンの怒りが爆発する。「馬鹿野郎!」パンチが炸裂!「轢いたのかその犬を!轢いたのか!」

 翌朝、ボスが署長室に呼ばれた。捜査権のない刑事が来て、タクシー運転手を殴って怪我させたとタクシー組合からクレームが来たのである。殿下「お前のデートの相手ってのは、あのおばあちゃんだったのか」と笑う。「物好きだねお前も」とゴリさん。ムキになってジーパン「あのおばあちゃんにとって、コロはこの世で一番大事な相手なんです。たとえ犬でも!」「時間外に個人で探すなら、警察手帳はちらつかせんほうがいいな」と山さん。ごもっとも。

 長さん「お前の気持ちはみんなにもわかっているよ」。みんながイライラしているのは捜査が進まないからだと長さん。新宿西口公園を歩いていると、コロに似た犬がベンチの青年に駆け寄っている。

 「それ君の?」「いや」。やっぱり頃だった。「こんなところにいたのか?」。「この間、足を怪我して、ドブの中を這っていたんだ」「君が手当てしたんだ」「まあね」優しくコロを抱き上げ「ちゃんと探しに来てくれたんだよ。帰んなよ」と優しく語りかける。その様子を見てジーパンは「好きなんだな」「裏切らないからな、犬は・・・人間なんて人を裏切る事ばかり考えているんだよ。犬に比べりゃ、人間なんてどぶねずみだよ、どぶねずみ以下だ」と厳しい口調。

「君の名前は?」と長さんが「七曲署の野崎刑事だ」と名乗ると、青年の顔色が変わる。「刑事?あんたも?」とジーパンに。「俺が何したっていうんだよ。犬の手当をしたら、いちいち名前を言わなきゃ行けないのかよ!」憮然としてその場を立ち去る青年。コロを抱き上げたジーパン「どうしてあんなに人間を憎むのかな?」。コロを撫でていると、首輪に銃弾のペンダントヘッドがぶら下がっている。「!」ジーパン、慌てて青年を探すが、すでにその姿はいない。

 鑑識の調べでは、ライフルの銃弾に間違いないと断定される。「どうしてそんなものを、どうして、わざわざ人の犬につけるんですかね?」と殿下。ボスは「精神状態の異常な人間なら、やりかねないな」。ジーパンは「もし奴が犯人だとするなら、誰か特定の人間を狙って、ライフルを盗んだんじゃないのかもしれません。多分、奴は、人間全てを憎んでいるんです」と、先程の青年(高木門)との会話を思い出しながらボスに話す。

 青年のアパート。昼間からカーテンを閉めている。坂口明男(高木門)は、ライフルを構えて撃つ練習をしている。線路側にあり、行き交う電車の騒音が聞こえる。そこへ大家(福田トヨ)が入ってきて「犬がいたそうね」「いましたよ」「犬や猫を飼ってはいけないと、契約書に書いてあるはずです」「怪我していた犬を手当してやっただけですよ」「もう、いないんでしょうね」「もちろんいないですよ。いいじゃないですか、怪我していた犬なんですよ」「とにかく契約書に書いてあるんですから、違反したら出て行ってもらいますよ」と罵る大家に、坂口は「どぶねずみ! あんたたちのことですよ」と唾棄するように言い放つ。恐れをなして大家が出ていった後、坂口はライフルを構えて「どぶねずみ どぶねずみ」と呪文のように言う。押し入れには「どぶねずみを殺せ」の文字が、山手線の絵ともに描かれている。

 続くカットが衝撃的。走る東海道線に向かってライフルを撃つ坂口のイメージ。窓ガラスが割れ、車内の女性=マネキンの胸から血が流れる。さすがホラー映画好き、サスペンス映画好きの山本迪夫監督。坂口の薄ら笑いは、やがて大きな笑い声へ。なかなか怖いショットが続く。

 パトカーが、ライフルを持って道を歩いている坂口に不審尋問。「その包みはなんですか?」「別に」「差し支えなかったら、その中身を見せてくれませんか?」。坂口頷いて、包みを解くふりをして、パトカーの警官2名を射殺。「どぶねずみ!」と叫ぶ坂口。

 薬局で聞き込みを続けるジーパンと長さん。二軒目の薬局店主(加藤茂雄)が「来ましたよ。ヨードチンキを犬につけていいか?って」。よく来る客ではないが「この近所で下宿をしている学生さんじゃないですか? 顔をよく見ますから」。そのことをボスに電話で報告する長さん。ボスは「遅かったよ」と警察官射殺事件の話をする。例のペンダントの銃弾とライフルマークが一致したのだ。

 長さんとジーパンは、男の行方を探して街を歩く。本屋、ゲームセンター、喫茶店・・・ やがて、ジーパンと長さんは、大田区山王にある坂口のアパートを突き止めるが、時すでに遅し。押し入れに描かれた山手線のイラストに、ジーパン何か気づいて、東十条行きの京浜東北線の線路脇を走る。電車を狙える付近のビルを探すジーパン「どこでやるつもりなんだ?」。あたりを見渡すと、ビルの屋上にライフルらしきものを持った男の姿が見える。「奴だ!」。

 ジーパン、ビルに向かう。品川区南大井のビルの屋上でライフルを構える坂口。走るジーパン。不敵な表情の坂口が、線路を走る総武快速を狙う。「やめろ!」ジーパンが駆けつけるが、ライフルで腕を撃たれて負傷。逃げる坂口を追うジーパン。「待て!」。走る、走る、走る。東海道線が走る線路脇。跨線橋の上でジーパンに向かって坂口がまた撃つ。「ジーパン!」長さんも二人を追って、走る、走る、走る。

 「本日は閉園いたしました」の看板を出すあけぼの遊園地。「ウルトラマンタロウ」のZATのマークが描かれた看板に「ウルトラ怪獣大行進 怪獣50体が園内に勢ぞろい!」の看板。ゲートの向こうにはミラーマンが立っている。坂口、ライフルで係員を殴り飛ばして、園内へ。ジーパンも追ってくる。

 ロケーションは二子玉川園。昭和40年代、同じ世田谷区内にあった円谷プロダクションと提携して開催された「ウルトラ怪獣大会」が名物となった。「ウルトラQ」の「育てよ!カメ」、「快獣ブースカ」の「飛んできた遊園地」、「ウルトラセブン」の「悪魔の住む花」などのロケ地でもある。明治42(1909)年に「玉川遊園地」として開園、戦前から親しまれた遊園地である。戦前、昭和14(1939)年に「よみうり遊園」と改称され、名物となった読売大落下傘塔(パラシュート飛行塔)は、戦後江ノ島に移築され、江ノ島灯台として現在も機能している。戦時中に閉園されたが、昭和29(1954)年、東急電鉄により「二子玉川園」として開園。戦後名物となった「フライングコースター」は昭和31(1956)年4月に設置され、今回のクライマックスの舞台となる。

 遊園地の中を逃げる坂口、追うジーパン。長さんも駆けつける。ボスも覆面車で現場へ。「あけぼの遊園地のすべての入り口を封鎖しろ」。ゴリさん、殿下、長さんもやってくる。「銃を持った凶悪犯が園内にいる恐れがあります。直ちに遊園地から出てください」と、園内を走るパトカーがスピーカーで警告を発している。

 出入り口は完全に封鎖され、追い込まれた坂口が発砲。園内を歩くカップルの男が、凶弾の犠牲となる。ボスが女の子を助けるが、坂口の発砲は続く。ボスに向かって弾が飛んでくる。

 坂口は市フライングコースターの上でライフルを構えている。そこへ西山警部が本庁の狙撃手(大宮幸悦)を連れてやってくる。「追い詰めたようだな」「西山さん」とボス。「これ以上、被害者を出すわけにはいかんだろ?場合によっては射殺してもいいという命令が出たんだよ」と西山。

 ボスは「待ってください。遊園地の人間は全部撤去させました。あとは持久戦で大丈夫です」「ライフルを持ってああいうところに立て篭もると、長引けば長引くほど、それを英雄視するバカが出てくるんだ」「西山さん、あなたは見せしめのために、彼を殺そうって言うのですか?」「・・・」「われわれの仕事は犯人を捉えることで、犯人をさばくことじゃありません」「奴は無差別に何人もの人間を殺しているんだ。それも理由もなく」「だからと言って射殺していいックいうんですか? たとえどんな凶悪犯でも、われわれには人を殺す権利はありません」。そこで西山は日没も近いから「30分だけ待つ。もしもその間に被害者が出たら、責任を取ってもらうよ。藤堂くん」と条件を出す。

 ジーパンは、なんと遊園地から、トキばあちゃんの家に行って、コロを貸して欲しいと頼む。「あいつが憎んでいないのは、大事にしたのは、コロだけなんです。あいつにはコロは撃てないはずです」。しかもジーパンはおばあちゃんに「もしもあいつがコロを撃ったら、同時に俺も死にます」とまで宣言する。またしても「青春ドラマ」だね!

 やがてジーパンはコロを抱えて、フライングコースターの上へ上がっていく。すごい展開、ありえないシチュエーションだけど、ジーパンの熱血が不思議な説得力を持つ。「コロだ!コロだぞ!」と叫ぶジーパン。ゆっくりとフライングコースターの上へ。坂口はライフルを構えているが、撃つことはできない。その隙を狙って、西山警部が連れてきた狙撃手が坂口を仕留める。落下する坂口。ボスは西山警部と狙撃手に「何をするんです!」。ジーパン、半狂乱になって「なぜだ!どうして撃ったんだ!」。西山警部は「君を助けてやったんだよ」「あいつは撃つ気はなかったんだ!」「そんなセンチメンタリズムが刑事の仕事に通用すると思っているのか?」。肌が合わないな〜この警部とは。

 無言で西山警部を見据える一係の刑事たち。西山警部は狙撃手を連れて去っていく。坂口に遺体に縋るコロ。坂口の遺体を見送り、俯いているジーパン「ボス、俺、聞いてやりたかったんです、あいつに。なぜ、なぜそんなに人間を憎むのか? それにあいつには撃つ気はなかったんです」。黙ってジーパンの背中を叩くボス。このラストも青春ドラマの味わい。

 平田昭彦さんの西山警部は、第57話「蒸発」から西山警視となり、七曲署・署長として赴任(番組では、野口元夫さん、南原宏治さんに次いで3代目となる)。第538話「七曲署・1983」(1983.1.7)までセミレギュラーとなる。また今回の「どぶねずみ」は、「NEWジャングル」の江口洋介さん主演回、第2話「浩平が泣いた」(1991.1.15 脚本・古内一成 監督・木下亮)としてリメイクされている。

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佐藤利明(娯楽映画研究家・オトナの歌謡曲プロデューサー)の娯楽映画研究所
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