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娯楽映画研究所ダイアリー 2021年11月22日(月)〜28日(日)

11月22日(月)【佐藤利明の娯楽映画研究所】「なぜか埼玉」から40年〜さいたまんぞう"リ・さいたま”への軌跡PART2

11月22日(月)『アントマン&ワスプ』(2018年・MCU・ベイトン・リード)

 ディズニー+MCU IMAX版『アントマン&ワスプ』(2018年・MCU・ベイトン・リード)を公開以来に楽しんだ。二度観ているけど、試写室と、東宝シネマズ日比谷の小さいスクリーンだったので、IMAXフル画角(なんちゃってだけど)で、ミョーンと拡がる素粒子の世界! スクリーン投影していると眺めているだけで楽しい。


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11月23日(火)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年・MCU・ルッソ兄弟)

 ディズニー+MCU アイマックス版『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年・ルッソ兄弟)を堪能。『インフィニティー・ウォー』もそうだったけど、最初から最後までフル画角。劇場で三回ほど観て、Blu-rayでも何度か観ているのだけど、スクリーン投影は初めて。最初から最後まで見せ場の連続。「なぜかこうなる」式の段取り映画なのだけど、他のMCU作品で拡げた大風呂敷を回収していく楽しさ。しかも「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に倣っての「インフィニティー・ストーン」回収作戦が面白い。あの映画のこのシーンを別角度がから眺めるのはやっぱり面白い。ソーの母親との別れ、1970年のニュージャージーで、トニーが、自分が生まれる直前の父・ハワードど邂逅するシーン。スティーブが、遠巻きにペギー・カーターを見つめるシーンがいい。ハワードの執事、ジャービスがチラッと出てくるのもいい。トニー・スタークの葬儀の場面、老いたスティーブがペギーとの日々を想い出すラストの表情。そこに流れるIts’ Been a Long Long Timeが流れるラストは、何度観てもいいね。


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11月24日(水)

 今日は某所でのパーティでトーク。帰宅後は、「さいたまんぞう ザ・リさいたま」の準備。映画はおやすみ。


11月25日(木)「さいたまんぞう ザ・リさいたま」

 13時に浅草のスターバックスでまんぞうさん、サブマリンの山本社長と待ち合わせ。14時にまんぞうさんとマルベル堂スタジオへ。この日、即売するプロマイドを何ポーズか撮影。驚いたことに「あゝ東京カントリーナイト」の8cm CDのジャケットでまんぞうさんが首から下げていた赤いダブルラジカセと、そっくりのラジカセがスタジオにあったので、それを持っていただいて・・・ 最後は、審判ポーズで「〇〇アウト!」の決めポーズをお願いして、2021さいたまんぞうプロマイド完成!

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 15時に浅草ヨーロー堂入り。大正時代に創業した老舗レコード店。僕は2003年「エノケン生誕100年」の頃から、若旦那・松永好司店長にはお世話になっております。2015年からスタートしたタブレット純さんと佐藤利明の「そんなことよりタブレット純」シリーズも、このヨーロー堂のステージで開催してきました。そうそう、2010年、衛星劇場で放映された僕がホストの「特集・斎藤寅次郎を語る」もこのヨーロー堂の二階で収録したことがあります。いつもはプロジェクターを使っていないヨーロー堂で、ぼくらのイベントとしては初となるプロジェクターとスクリーンを設置。

 そこへ21世紀の「さいたまんぞうデジタルプロジェクト」仕掛け人の水内トオルさんが現れ、本人の代わりにリハーサルで何曲か歌っていただく。まんぞうさんは、同録用のカメラ設置に余念がない。今回の「ザ・リさいたま」は、「なぜか埼玉」前夜、というか少年時代からの「牛房公夫」さんの歴史を辿っていくコーナーからスタートなので、あらかじめまんぞうさんからお預かりした写真素材をもとに、「牛房公夫ものがたり」「運命の1981年2月26日」「ディスコグラフィー」などをKeynoteで作成。いつもの僕の「トーク&レクチャー」スタイルで素材を作り込みました。アウトキャストのボーヤとなった時に、手帳に記した「志村けん」さんの連絡先、上京してきた時の定期券などなどで綴るレア・ヒストリー。

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 そのテストをしていると、グレート義太夫さん、Sofiさん、天元ふみさんたち、スペシャルゲストが次々とヨーロー堂入り。和気藹々とリハーサルが続いて、これも楽しいひとときです。17時に楽屋に入ると、お馴染み「浜あげ吉田屋」の”どすこい大将”こと吉田さんが、焼き鳥を差し入れてくださいました。出演者一同、ささやかに乾杯(内緒・笑)。

 17時30分開場。次々とお客様が来場。あの笑顔、その笑顔、この笑顔・・・お馴染みの方々、初めましての方々、遠く栃木県から来訪してくれたお嬢さん、まんぞうさんのご親戚、そしてお仲間たち、ラジオのリスナーの皆さん。えのきどいちろうさん、奈良巧さんも客席に。日刊スポーツ、デイリースポーツの記者も取材にみえて、いよいよ40周年の幕が開きました!

11月26日(金)『ディア・エヴァン・ハンセン』『ザ・ビートルズ Get Back Part1』(2021年・ピータージャクソン)

 昨日の「さいたまんぞう ザ・リさいたま」は3月にclubhouse「さいたまんぞう 生存証明部屋」「40周年やりましょう」のひと言から始まりました。久しぶりのプロデュースとなりました。構成演出ワンオペ進行でしたが、やはり楽しかったですね。2年間ぶりの浮上感覚。まんぞうさん、流石でした!

 さいたまんぞうさん、昨日はお疲れ様でした。いろいろと注文にお応え頂き、有難うございます!この勢いを大事に、来年もまた「ザ・リさいたま2」やりましょう! よろしくお願い申し上げます。

 さて昨日の「ザ・リさいたま」頑張ったので、午後は『ディア・エヴァン・ハンセン』をTOHOシネマズ日比谷で観ますよ。こういう作品こそ早めに、試写のご案内頂ければ、ナイスな原稿書きますのに。ぼく、ミュージカル映画かなり好きなんですよ。ブロードウェイでも観てるし^_^

 今年は、音楽映画、 ミュージカル映画の当たり年!ベン・プラット主演『ディア・エヴァン・ハンセン』。舞台劇の優れた映画化。共感、共感、ただ共感あるのみ。セリフの一つ一つ、ナンバーで吐露される心情。なによりもエヴァン・ハンセンの心の澱が、我が事のように胸に刺さり、それゆえラストの果樹園の風に救われる。素晴らしいミュージカル映画!

 『ザ・ビートルズ Get Back Part1』(2021年・ピータージャクソン)娯楽映画研究所シアターのスクリーンで、爆音上映(ヘッドフォンだけど^_^)。PART1の2時間半で、これまでの、いろんなモヤモヤが、スッキリというか。あ、そうか、そうなんだね、と。1969年にタイムスリップして、ゲットバック・セッションの現場に紛れ込んで、ジョン、ポール、リンゴ、ジョージたちの会話、ぶつかり合いを垣間見るような気分。ドキュメンタリーというより、現場に居合わせている「体感型」映画。目から鱗の面白さ!


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「大忠臣蔵」第37話「天野屋利兵衛は男でござる」に痺れる。中村芝翫さんの天野屋が奉行所に捕らえられて絶体絶命。幼馴染の曾我廼家五郎八さんもいい。奉行・北原義郎さん、伊達三郎さんの大映コンビに変わって、登板の奉行が中村梅雀さん。つまり父子共演。ああたまらん!役者で魅せる「大忠臣蔵」!

11月27日(土)『ザ・ビートルズ Get Back Part2』(2021年・ピータージャクソン)『ホークアイ』第一話

ディズニー+「THE BEATLES GET BACK」第二夜。爆音(自宅)スクリーン上映。16ミリのフィルムなのにここまでリストアされるとは! ジョージが戻ってきて、いよいよアップルスタジオでのレコーディングセッション。ジョージが戻って来る前、ジョンがポールに、それまでの不満をぶつけるランチの会話。隠し撮りなんだけど、胸に迫るよなぁ。ジョンのジョージへの想いとか、ポールのちゃんとしなきゃいけない気持ちとか。ジョンが遅刻している時のポール、リンゴたちの会話。ああ、やっぱりあの女なのか、と・・・ 

みんな懸命なのに、雑誌ばっかり読んでんじゃねえょ。とツッコミを入れつつ(笑)

でも、ポールの「若い恋人たちには何を言ってもダメなんだよ」という優しさ。などなどを経て、いよいよアルバムの曲ができていくプロセスがそのまま眼前で展開される。Don't Let Me Down,Get Back,そしてヘロヘロになりながらLet It Beが形になっていくクライマックスはたまらないですなぁ。もはやバラバラなんだけど、みんな友達、お互いへの眼差しがキリリとしていく感じがたまらない。

そのまま第三夜と思ったけど、これはお楽しみにしておこう。いよいよルーフトップへ・・・

11月28日(日)「佐藤利明の娯楽映画研究所SP・ザッツ・ニッポン・エンタテインメント!2021 戦後編 それはブギから始まった〜」・『ホークアイ』第二話

 阿佐ヶ谷ネオ書房「佐藤利明の娯楽映画研究所SP・ザッツ・ニッポン・エンタテインメント!2021 戦後編 それはブギから始まった〜」今回は、東京新聞連載「歌で読むニッポン」と共同通信連載「ニッポン娯楽映画縦断」で取り上げたテーマの立体化。つまりコラムで執筆した題材の実際の素材をご覧頂きながらトーク。自分で言うのもなんですが「贅沢な内容」でございまして…

 昭和20年10月から昭和30年11月の10年間のニッポン・エンタティンメントを検証。焼け跡からジャズブーム、喜劇人たちの競演、海外に発見された天才少女などをご紹介しました。次回は12月26日(日)「喜劇人・花形歌手・紅白歌試合」つまり戦前から昭和30年代の人気者による紅白歌合戦!近日、予約開始です

 ディズニー+ MCUドラマシリーズ『ホークアイ』第二話『アベンジャーズ/エンドゲーム』後、ホークアイことクリント・バートン(ジェレミー
・レナー)が迎えた、ニューヨークでの「最悪のクリスマス」を描くスピンオフ・ドラマ。クリスマスソングの使い方も楽しい。ヒロインは、ケイト・ビショップ(ヘイリー・スタインフェルド)。少女の頃、2012年、ロキによるチタウリのニューヨーク襲撃の渦中にいて、父を亡くしている。その時にホークアイの颯爽とした活躍で生命を救われ、彼に憧れて、あらゆる格闘技をマスター。彼女が二代目ホークアイになっていくんだろうなぁと思いながら楽しく見ている。

「大忠臣蔵」第38話「大石東下り」。松本白鸚さんの立花左近と、三船敏郎さんの大石内蔵助の腹芸に痺れる。「忠臣蔵 花の巻・雪の巻」(1962年・東宝・稲垣浩)から9年。あの時の内蔵助と俵星玄蕃の二人、再び! 小野武彦さんも出演!

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