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『續 只野凡児 人生勉強』(1934年7月12日・P.C.L.映画製作所・木村荘十二)

PCLラインナップ・アド(堀田秀雄氏提供)

 麻生豊原作「ノンキナトウサン」のスピンオフ漫画の映画化「只野凡児」シリーズ第二作。朝日新聞で好評連載中の同作を、第一作のスタッフ、キャストで再び映画化。今回は、伊豆大島にロケーションを敢行。トーキー専門撮影所として開設以来二年、技術も飛躍的に進歩して、これまで都内ロケとセット中心だったP.C.L.映画の新たな挑戦でもあった。

 トップタイトルには『麻生豊・原作 人生勉強 續篇・只野凡児 東京大阪朝日新聞連載』と出る。その背景には、単行本の第三巻(新潮社刊)の表紙。脚本は松崎啓次と伊場鵜平、流れる音楽は前作で藤原釜足が歌った主題歌「只野凡児」のインスト版。作曲は音楽担当の紙恭輔。SKD出身の弥生ひばりが劇中歌う主題歌の作詞は松崎流子(松崎啓次の変名)。前作の衣装は日本橋・白木屋とのタイアップだったが、今回は「海水浴用品…髙島屋謹製」である。

 キャストは前作からのレギュラーに加えて、ノンキナトウサン(有馬是馬)、タイショウ(丸山定夫)、茶狩茶次郎(御橋公)、さらに今回は帝国玩具が倒産して、凡児が再就職する、風船会社社員(生方賢一郎)、課長(徳川夢声)、小谷サユリ(弥生ひばり)が登場する。

東京駅の只野凡児

第一話「非常時の巻」

 ようやくサラリーマン生活にも慣れた只野凡児(藤原釜足)が、いつものように電車で出勤。満員電車の網棚にカンカン帽を置いて、あっちにぶつかり、こっちにぶつかり。車内で男が呼んでいる新聞には「財界の非常時 帝国玩具会社も遂に倒産! 丸持社長突如失踪す」と大きく見出しが踊っている。それを知らない凡児は、ようやく座れたと安堵の表情。「非常時ですなぁ」「全くもって非常時ですなぁ」とサラリーマンが会話している。

 凡児は、車内吊りの「あなたと私の楽しいピクニック」広告を見て、三原山子とのピクニックを夢想。やがて省線(山手線)は東京駅へ到着。
 ホームでは出征兵士を見送る人々の「万歳!万歳!」がこだましている。「只野凡児くん!」の声にギョッとなる凡児。その後ろには、東京駅の宝珠型の屋根が見える。この映画から十年後、この屋根は空襲で焼け落ちるのに。と、未来の僕たちはつい思ってしまう。

 トップシーンの車内から、東京駅の一連はロケーション。バックに流れるノイズと音楽は「非常時」を印象付ける「祝入営」の歓呼の声。凡児が帝国玩具に出社する(前作では丸の内一丁目の海上ビルでロケ)と、ドアに張り紙がしてある。
 
     告 本日限り当事務所閉鎖仕り候
                      帝国玩具
     各位

とある。同僚たちは、意気消沈、暗い表情で、荷物を抱えて次々とオフィスを出ていく。駅前の新聞スタンドには「非常時!!財界大災難 帝国玩具破産 社長の逃亡!! 行方不明!!」と東京朝日新聞のタレ札が下がっている。風に舞う号外。
ほとんどの社員が出て行った後、何も知らない凡児が出勤してくる。まさしくノンキナトウサンの息子である。

オフィスには、三原山子が沈んだ顔で窓辺のヒーターに座っている。「またギャングが襲来したんですか?」と凡児。そこへ、会社整理の男たちが無言で入ってきて、机や事務用品を運び出す。窓には「貸室」と大きな張り紙をする。それでも凡児は気づかない。「なんだ引っ越しか」とノンキなものである。「只野さん呑気ね」と山子に新聞を見せられて初めて気づく。このボケだけで7分近く持たせてしまう木村荘十二演出、恐るべし。

 それでも「僕のサラリーどうなるんです?」と凡児。「あんたの月給も、私の月給も、みんなの月給も、もらいっこありゃしないってことよ」「非常時ね」「非常時ですね」「あんたとももう会えなくなるわね」。せっかく恋人同士になったのに、またもや只野凡児の御難は続く。

 意気消沈して街を歩く凡児に「ヨォ、只野くん。憂鬱の極みという顔をしているじゃないか」と野見山先輩(嵯峨善兵)が朗らかに声をかけてくる。ロケセットの乾物屋の前で「また失業ですよ」「そんな顔をしてちゃ、仕事の方が向こうから逃げてしまう」と野見山先輩。「朗らかが一番じゃよ」とアドバイスされて、ポジティブに歩き出す凡児。すると大学時代の友人・茶狩茶次郎(御橋公)とバッタリ。仕事が忙しくて朗らかにやってられないと、茶狩。あまりにも凡児が明るいので、どんなに良い仕事をしているのか?と羨ましがられてしまう。この問答も漫画的で面白い。いつも老け役が多い御橋公だが、ここでは若いサラリーマンを演じている。

 「高級下宿・頓珍館」に帰ってきて、下宿のおばさん(清川虹子)に、恋人・山子ともどもルンペンになったことを報告。早速、山子にラブレターを書くからと、どこまでも呑気な凡児。ところが「履歴書書いた方がいいんじゃないのかい?」と我が事のように心配するおばさん。

 結局、凡児は新聞の求人欄にあった独身限定の募集に応募することに。引き出しを開けるよ、履歴書のストックがたくさんあるのがおかしい。凡児が応募したのは、麹町区内幸町にある大日本風船株式会社。一方、愛しの恋人は「杉並区高円寺 十ノ一 スミレアパート」に住んでいる。二通の封書のアップから、場面はスミレアパートへ。

♪仄かなる 蒼き宵
悲しの スミレ
人知れず 花咲きて
野辺に 散りゆく
夢に見る 面影
心づくし みる
仄かなる 蒼き宵
愛し わが想い

 と、小谷サユリ(弥生ひばり)がバルコニーで美しい歌声で歌っていると、隣室の三原山子が帰宅する。ドリー撮影でヒッチコックの『裏窓』(1954年)のように、部屋の中の様子を捉える。モダンな洋装の山子は、郵便受けの手紙を開封、読み始めると思わず笑い出す。その笑い声に「何がおかしいのよ」とサユリ。「だって、ちょいと来てごらんなさい」と山子。ベランダ伝いにサユリ、山子の部屋へ。梵字からのラブレターは、なんと履歴書だった。それを結婚の申込みだと、サユリと山子は思い込んで、凡児の純情を話題にする。

 話を聞いたサユリ「只野凡児さんていうのね。私に紹介してくれない? 私好きよ、こんな純情な人」「あら、嫌だサユリさん、私、凡児さん嫌いだなんていいやしないわ」と、凡児、知らないところでモテモテである。サユリを演じている弥生ひばりは、SKD松竹少女歌劇に、1931(昭和6)年入団。テイチク、キングからレコードをリリース。

一方、大日本風船株式会社では、社員(生方賢一郎)が凡児が履歴書と間違えた山子へのラブレターの文面をみて「これはひどく熱心な青年じゃな」と感心して、課長(徳川夢声)に進言。「あなたのためなら、例え火の中であろうが、水の中であろうが、私は飛び込む決心をしています」。課長は、これだけ赤裸々に自己の感情を述べうるものはないな、と型破りな応募だと感心。人事課での採用が即決してしまう。前作では主題歌の作詞だった徳川夢声が、本作で登場。さすがの話芸を楽しませてくれる。この「履歴書とラブレターの取り違え」は、いずれも好転のチャンスになるのがおかしい。

で、凡児の採用が決まるや、生方賢一郎の社員はクビになってしまう。このワンマン課長、「できることとできないことがあるだろう」と凡児の決心を試す。「このビルの窓からは飛び降りれんじゃろう」。凡児、窓の下をのぞいてクラクラ。向かいのビルは、東京海上ビルディング。笑う課長をよそ目に、凡児は窓から飛び降りてしまう!慌てた課長、凡児の足首を掴む。

ハロルド・ロイドの『要心無用』(1923年)のビルからのぶら下がりの再現である。只野凡児はロイドメガネをかけていて、和製ロイドのイメージがあった。このシーン、さすがP.C.L.、ビルのセットを組んで、それを横にして、あたかも凡児が窓からぶら下がっているかのように見せて撮影。キャメラはビルの下へ移動していくので高所の効果もバッチリ。当時の観客は驚いたことだろう。そのぶら下がる前、ワンカットだけ、実際のビルの窓から外のショットで、国会議事堂が見えるカットがあるので、より効果的。

ビルの窓から落下!
危ない! 向こうには国会議事堂
課長が必死で凡児の脚を掴む

1934年6月17日、日曜日。スミレアパートの山子の部屋へ、凡児が訪ねてきて、この前の履歴書と手紙の取り違えを詫び、就職の報告をする。「サラリー、三十円なんですよ」と自慢する凡児。「たった?」と山子、「私なんか、毎日ちょっと歌うだけで100円もらいますのよ」とスミレ。スターのサユリは別にして、山子も70円貰っているとにこやか。凡児もかたなしである。

 三原山子はその名前が縁で、三原山汽船会社に就職が決まったと話す。「タイアップですか?」と凡児。タイアップという言葉がすでに一般的だったのか。「でも只野さん、30円じゃねぇ」と、この時代の女性もキツいなぁ。凡児は一年ごとに10円ずつ昇給すると聞いて、山子「じゃあ50年後は530円ね。今はつまんなくても将来はあるわね」とニコニコ。

 この第二作、こうしたスケッチを重ねて展開されるのだが、どのシーンも気が利いていて面白い。ある日、会社で同僚となった友人・茶狩茶次郎(御橋公)から飲みに誘われたものの、無一文の凡児。「金なら心配いらないよ」と、会計に電話をして凡児の声色を使って、親父が中気で倒れて亡くなったと、来月の月給を前借りしてしまう。戦後でいうと、かなりの無責任、C調野郎である。「どうだい、親ってありがたいだろう。俺なんて、親類縁者、みんな殺して、今じゃ天涯孤独の身だよ」。まるで「釣りバカ日誌」シリーズのハマちゃん(西田敏行)である。こうしたギャグのセンス、なかなか。経理課長が持ってきた月給の前借りと香典、茶狩がポケットに入れようとする。元祖無責任男は、御橋公だったのか!

 おでんの屋台でしこたま呑む茶狩、凡児はひたすら飯を食べている。屋台からパンをすると、カフェーやキャバレーが軒を連ねている。このセット美術もいい。「飲み直そう」と嫌がる凡児を連れて茶狩が店へ。次のカットでは、酩酊した二人がご機嫌で出てくる。凡児はすっかり気持ちが大きくなっている。ガード下には「只野凡児」のポスターが! その脇の射的屋に入った二人。的を見て「お前に似てるじゃねえか」と只野凡児人形にクサり、ノンキナトウサン人形に「あれはオヤジそっくりだ」と。全ての的にボールが当たるが、ノンキナトウサンだけはビクともしない。

 射的屋を出たところで、三原山子とサユリにバッタリ遭遇した凡児、バツが悪いからとその場から逃げ出してしまう。なんということのない展開なのだが、かならずシーンにこうしたオチをつけている。云うなれば、漫画的演出である。

 翌朝、二日酔いでグッタリの凡児を、課長は父を亡くした悲しみと誤解して同情してくれる。このキャラも徳川夢声なればこその味。そこへ、凡児宛の電報が届く。ノンキナトウサンが上京、上野に着くから迎えに来い、というものだった。それを知った課長が訝しがる。困ったのは茶狩、機転を効かせて「昨日亡くなったのは育ての親、今日来るのは産みの親」だと言い訳。それを間に受ける課長。かなりおとぼけである。

第二話「トウサン入来の巻」

丸山定夫、有馬是馬

 本作のハイライトは、やはり只野凡児の父にして、日本漫画史に燦然と輝くキャラクターの祖「ノンキナトウサン」が登場すること。漫画映画にもなったが、最初に実写で映画化されたのが『ノンキナトウサン 花見の巻』(1925年・聯合映画・畑中蓼坡)、『同 活動の巻』(小沢得二)だから、大正14年のこと。初作で演じたのが、曽我廼家五九郎で、これが当たり役となった。それから九年後となる本作では有馬是馬が演じている。有馬是馬は、有馬茂明の芸名で1928(昭和3)年、京都で喜劇役者・中根竜太郎(第一作に出演)が立ち上げた「中根竜太郎喜劇プロダクション」に、東亜キネマの大部屋だったエノケンこと榎本健一を連れて参加。その後、レビュー劇団を立ち上げて、1931(昭和6)年に設立された「新宿ムーランルージュ」に参加。舞台で活躍。有馬是馬の芸名は、ムーラン・ルージュのオーナー、佐々木千里が命名した。

 初代ノンキナトウサンが、曾我廼家劇の曾我廼家五九郎が演じたこともあり、ここではムーラン・ルージュの人気者・有馬是馬が抜擢された。そして漫画でおなじみ、ノンキナトウサンの心優しき隣人、隣のタイショウも登場する。演じるは、前作で帝国玩具株式会社・丸持社長を演じていた丸山定夫。今回も、容姿、衣装、メイクを原作漫画に限りなく寄せている。

 さて、ノンキナトウサンから「上野駅に着く」とだけ電報があって、時間がわからないまま上野駅に向かった凡児。上野駅ホームでトウサンを声を出して探す。この映画の三年前、1931(昭和6)年に竣工なったばかりのピカピカの上野駅でロケーション。現在とほぼ変わらない作りの上野駅が晴れがましく、まさに出来立てのホヤホヤである。

あゝ、上野駅

 結局、ノンキナトウサンとタイショウは、上野駅浅草口のベンチで眠っていた。しかも田舎からネギなどの野菜をたくさん土産にして。都会生活に慣れている凡児にとっては、それが恥ずかしくてたまらない。この上野駅ロケーションは、僕が観た限りでは最も古い映像である。ベンチで一悶着あって、一行は凡児の下宿へ向かう。

 次のカットでは神宮絵画館前の陸橋を、トボトボ歩く三人となる。そこへ、今は橋呉男爵夫人となったモロ子がオープンカーで颯爽とやってくる。父・丸持社長は失踪したものの、男爵夫人となったモロ子は、旦那にも顧みられず有閑マダム暮らしで暇を持て余している。久しぶりに凡児と再開して「遊びにいらして」と声をかけ、三人はなんと橋呉男爵亭へ招待される。

 ハイカラな男爵家の調度品に、圧倒されるノンキナトウサンとタイショウ。特に、全自動オートチェンジャーの蓄音機には声をあげて感嘆する。これは本当にすごい。最新のメカニズムで次々とレコードが掛け替えられる。そして豪華なランチ。ナイフとフォークの使い方が分からず、スープボウルを御汁の椀のようにして頂くのは凡児も同じこと。

 カット変わって、高級下宿・頓珍館。おばさん(清川虹子)の心ばかりの夕食を味わうノンキナトウサンとタイショウ。モロ子の家にいかに驚いたかを話している。「何しろ人間の言葉を話す鳥がいるんだ」「ああ九官鳥ですか」。のんきな会話が続く。

 そこへ三原山子から手紙で、夏の間「大島、三原山の出張所で働くことになった」と報告。「暇を見て一度遊びに来ないこと?」とのお誘いに、天にも昇る心持ちの凡児。

 そこで凡児は、会社に一週間の休暇届を出す。理由欄には「親孝行のため也」。故郷から親父と親類が上京してきているので、この世の思い出にぜひ三原山を見物させたい、と申請したら課長からOKが出たと、茶狩に自慢する凡児。「なんだい、生みの親って言わなかったのかい?」「大丈夫だよ、あの課長、忘れっぽいからさ」。

第三話「らくだ」の巻

 凡児は親孝行で、ノンキナトウサンとタイショウを連れて大島行きの連絡船に乗っていた。同じ船には、夫の浮気を疑ってその現場を抑えようと怒り心頭のモロ子が、ペットの子猿を連れて乗船。船から大島の海岸を望遠鏡で見ると、案の定、橋呉男爵がタイピストの三原山子に甘い言葉を囁いている。モロ子のジェラシーは極限に!高島屋の海水着カタログを広げ、「これは藤田嗣治、これは東郷青児」と解説をする橋呉男爵。この時代、一流画家は、一流のデザイナーでもあったのだ。そしてビーチハウスで水着に着替える山子。楽しく海岸で遊ぶ二人。 

「君は恋人があるのかい?」「恋人といえる人は…」と都合の良い返事をする山子。そこへ、下船した一行がやってくる。ノンキナトウサンとタイショウは、相変わらずの物見遊山だが、モロ子と凡児は心穏やかではない。ヒステリーのモロ子は、夫に三行半をつけて、帰りの船に乗ってしまう。 

一方、凡児は、自殺を仄めかす書き置きを砂浜にして、行方を消してしまう。必死に凡児を探す山子、ノンキナトウサン、タイショウ。しかし凡児は三原山へと登っていく。この頃「三原山心中 天国に結ぶ恋」がセンセーショナルな話題となり、若いカップルや、世を儚んだ若者の自殺が相次いでいた。またそれを見物するために大島に来る人もいた。

タイショウ、トウサン、凡児

 この第三話は、最初から最後までロケーションで、セット撮影は一切なし。もちろんアフレコなのだが、トーキー時代になって、全編ロケーションというのは、これが最初期だろう。それもあって大島のシーンは回転速度が微妙に異なり、完成作では全編スローがかかっている。ノンキナトウサンは、名物のらくだに乗って、凡児を探す。それで「らくだの巻」である。

 凡児が、思わせぶりな表情で火口を覗き込むカットや、噴煙を上げる三原山など、ロケーションが最大限の効果をあげている。果たして凡児の運命やいかに?
 次のシーンでは、大島から東京へ向かう船の中。乗客たちが、若い男の自殺を目撃した。大きな岩から飛び込んだ。いや、平たい岩からだと、めいめい勝手なことを言っている。伝聞が次第に噂になり、この伝言ゲームでついに、自殺したのは只野凡児だと、名前まででてくる。

 修学旅行の女学生たちが、口々にロマンチックな行為、かわいそうだ、といつしか被害者が女性になっているのがおかしい。カメラがパンをすると、船の後尾には、ノンキナトウサン、凡児、タイショウのバックショット。なんのことはない、凡児は無事だったというオチ。これも鮮やかな幕切れだが、三原山子は? モロ子は? と女性たちの顛末が描かれていないのが気になる。

 とはいえ、この『續只野凡児』は、三話ともテイストが異なり、オムニバス映画としても楽しめる。木村荘十二監督の演出は見事で、前年の『ほろよひ人生』から、技術も演出も楽しさも格段に進歩しているのがわかる。ここから連作されていくP.C.L.のコメディ映画の要素が全て出揃った原点でもある。

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佐藤利明(娯楽映画研究家・オトナの歌謡曲プロデューサー)の娯楽映画研究所
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