6章:地方行政の何から改善していくか
これ(タイトル)に関しては、もちろん地域により問題点や課題解決の優先順位が異なるため、一概に【集客が必要だ】とはいえないと思います。ですが、多くの地方行政が
人口流入がほしい!
と思っているのは、想像に難しくありません。
つまり、私が携わる地域に定住してくだされぇ!!
というのが本音だと思います。
なので、本章ではイメージしやすいように、実際に僕が住んでいる人口1万人をきる(2020年8月7日時点)大阪の田舎町、能勢町に焦点をあてて改善策を本章から書き綴っていきたいと思います。
実は既に一度(2020年7月頃)能勢役場の政策推進課の担当の方と打合せをしています。(市役所と呼ばないのは、東京出身のため聞き慣れず能勢に住みだして初めて知りました。笑)
一旦自分のなかでゴールを明確にしよう
サッカーの試合をイメージしてもらいたいのですが、試合に勝つには相手チームより多くの点を取ったほうが勝ち。このルールはきっと誰もが知っていることですよね。
ここで何を伝えたいのかというと、この前提知識は地域活性をするためにも知る必要のあることです。
点を取るためには、選手が点が取れるような練習をしないといつまでたっても点が取れないように、
地方活性しようと思い、人口を増やすことが目標であれば、人口を増やすための施策(サッカーで言えば練習)を考え行動しなければ、人口消滅は免れません。
下記画像は、古いデータになりますが実際問題、何も対策を打たなければ能勢町は消滅都市へ真っ逆さまです。
画像引用:http://zofrex.co.jp/nose/index6.html
人口が年々減少している地域がするべきことは明確だ
それは、
定住者を増やすこと。
まずはこの一択で目標を絞ってみましょう。
先ほどのサッカーの話と同じように、目標が決まればあとは適切な戦略を組み直し行動するのみです。
さぁ、ここからが本題。
とはいえ、
『はて、じゃぁどんな戦略を考えればいいの?』
といった疑問が湧いてくると思います。
ここであなたに質問です。
人口の増える地域がある中で、人口が減る地域もある。
この結果の違いは何故起こるのでしょうか?
仮に人口が増える地域で、、、定住している人に『その地域に住んでいるのにはどんな理由がありますか?』といった質問を聞くとしたら、きっとこんな回答が返ってくるのではと思います。
・アクセスが便利な街だから。
・徒歩圏内で生活に必要なもの全てそろうから。
・都会なのに緑豊かだから
・バスが10分に1本通ってるから
・子育て世代に優しい街だから
・都心に電車で20分でつく
ざっとですが、こんな意見です。
更に深ぼってみると、こういった意見を述べる人の中で、人口が減る地域(緑豊かな田舎)から離れた人は、きっと仕事上、仕方なしに都心に住んでいる。もしくは、利便性が高いから都会の方が好きだ。みたいな両極端な意見が出るのが必然的だと思うのです。
ここからひも解けることは、田舎暮らしをしたい人は、どんな人がいて、どんな割合なのかなど、、、
いくつものパターンで考えなければ、どんな施策を打てばいいのか全く分からないということです。
具体事例をみてみましょう。
画像引用:https://www.iju-join.jp/feature_cont/file/068/
この画像は、東京近郊に住んでいる人へ【田舎に移住したいですか?】というアンケートをとった結果になります。
実際問題として、アンケートはどの場所でとったのか、どんな誘導があってのアンケートなのかまでは流石に記載されていなかったので、詳細が不明なのは気になるところです。笑
論点がずれてしまうので、辞めておきましょう。
(僕の仕事柄、こういうアンケートの仕方もどんな感じでしたのか気になってしまいます。内容によっては、『そりゃこんな感じのアンケート結果になるわ。』みたいな感じです。)
もう一度確認のため張り付けておきます。
画像引用:https://www.iju-join.jp/feature_cont/file/068/
つまり、平たくアンケート結果を述べると、約半数の人が田舎暮らしに興味がある。ということです。
であれば、アンケート結果に出ているように明確に分かることは、田舎暮らしに興味がある人に向けて(ターゲット選定とも言います。)田舎暮らしのメリットを伝えるのは勿論、デメリットも合わせて提示してあげることが分かり易い戦略の立て方になります。
目指すは、
田舎暮らしに興味がある人へ
どのようなアプローチを考えることが出来るか
です。
この点については、また次回の章でお伝えしていきます。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました^^
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