【生成AIコラム】人手不足の日本。本来なら中小企業こそ活用するべき技術なのに
まいどです。
先日の気になるニュースから、色々と実態が判明してきています。
生成AIの個人利用、日本は9%どまり 中国・米国と大差 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
更に、企業でもやはりと言うべきか、私が感じていた通り、大企業の利用率が高く、中小零細企業の利用率は低いと言う結果が観測されています。
もうひとつ、気になるニュースとして、人手不足倒産が過去最多ペースで推移しているとのニュースもありました。
特に、運転業務や建設業務が不足しているようです。
ただ、それだけではありません。
特に「従業員10人未満」の小規模事業者の人手不足倒産は全体(182件)の約8割だとの事で、上述の業務以外でも、中小零細企業では人手不足になっているようです。
私はだからこそ唱えます。
中小企業こそ、生成AIを早期に導入すべきである、と。
無論、中小企業が生成AIを導入しきれない理由はあり、それは理解しています。
主に、初期投資の負担が出来ない事や、技術進化の見極めが難しい事(どのように生成AIを活用したら良いかわからない・生成AIでどれだけ投資した費用をペイ出来るかわからない)、また、世間の風潮(生成AIに対する法律的な見解や否定的な意見)などが理由に挙げられるでしょう。
又、企業が生成AIを導入する場合、社内検証が必須になります。
しかし、人手不足の中小企業などは、その社内検証に人が回せないと言った状況もあるでしょう。
限られた資源と人材の中、中小企業では、生成AIを導入出来ない状態になっていると考えられます。
しかし、それでは現状のサービスを維持したい場合は、短・中期的には人件費を増やし、人手を確保する、と言う手段しかなくなり、その人件費が払えない企業から、人手不足倒産をしていく事が目に見えています。
但し、上述した運転業務、建設業務はまだまだAIに難しい面があるのも課題となります。
日本で自動運転で物流を行う未来は、まだ見えません。
それでも、それ以外の業務を生成AIの活用で、人手を補う事は出来ると、私は考えています。
そして、だからこそ中小企業は出来るだけ早く生成AIを導入した方が良い、と唱えます。
何故、出来るだけ早い方が良いのか、その理由も説明いたします。
中小企業こそ、生成AIを早期に導入すべき理由
人工知能(AI)の技術が日々進化し、その中でも特に注目を浴びているのが生成AI(Generative AI)です。
この技術は、コンテンツ生成、デザインの案出し、データ分析など、さまざまな業務を自動化することで、ビジネスの効率化と成長を支援します。
特に中小企業にとって、生成AIの導入は大きなメリットをもたらします。しかし、初期投資のコストや導入の手間を懸念する声も少なくありません。
今回は、生成AIを早期に導入することがいかに有益であるかを具体的な例を交えて解説します。
初期投資とリターンの具体性
生成AIの導入には一定の初期費用がかかりますが、その費用は長期的に見て、非常に効果的な投資となります。
例えば、生成AIの導入による年間のコスト削減効果を考えてみてください。
コンテンツ生成の自動化により、従業員が月に100時間かけている作業をたった1時間に短縮できるとしましょう。これにより、年間で約1200時間もの時間を節約できます。
この節約された時間を使って、新しいマーケティング戦略を考えたり、顧客対応を強化することができます。
導入には500万円の初期費用がかかると仮定しても、月間の人件費が30万円削減できれば、年間で360万円のコスト削減が可能です。初年度には投資額の70%が回収でき、翌年以降は完全に黒字転換します。
学習と導入に要する時間への懸念
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