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稼ぐ力の中身ってなんだろう?

会社の代表と新規事業の話をしているときに、「稼ぐ力とは」「食いっぱぐれないためには」といった話題になり、学びが多かったので共有したいと思います。

ビジネスマンである以上、どんな環境でも、そしていつまでも(少なくとも現役時代は)「稼げる人」でいたいもの。

やはり自分の理想とした生活レベルを維持でき、家族の幸せもキープできるような「稼ぐ力」があれば安心できます。

では普通の人が、どうしたらその食いっぱぐれない稼ぐ力を手にできるかというと、答えは「スキルの掛け合わせにある」ということでした。

具体的には、「トップ1%になれる領域(スキル)を3つ持ち、かつそれぞれが相互に関連する」場合は、簡単には崩れない「稼ぐ力」が身についているよね、ということ。

「トップ1%を3つも!?」と思うかもしれませが、実は100人中1位になればいいだけ、という話なので、グローバル化が進んでいるとは言ってもまだまだ可能な領域。

これが0.0001%とかになると、さすがに才能や運が必要だったりしてかなり厳しめの目標となりますが、トップ1%は普通の人でも5年くらいまじめに努力を続ければ、到達可能ではないかと思っています(つまりそれを3つなので合計15年前後)。

かつ、「掛け合わせ」といっているもうひとつの理由は、スキル習得には逓減性があるからです。

1つのスキルを習得する時、やり方にもよりますが大抵の場合、最初はグングン伸びますよね。

大体スキル全体の80%を習得するくらいまでは、右肩上がりの曲線を描きます。でも、それを超えるとどうなるでしょうか?

実はグラフは急激に平行線となり、なかなか100%まで辿りつきません。むしろ0から80%の方が簡単だったんじゃないかと思ってしまうかもしれないくらいです。

スキルの逓減性

そんなわけで、1つのことを極め続けるよりも、ほかのスキル習得を目指した方が効率が良く、総合的な戦力=稼ぐ力は伸びやすいのです。

そして、問題はここからです。身に付けたトップ1%のスキル3つは、「関連させることができるかどうか?」

これが大事なのだそうです。

ノウハウコレクターのように、やたらとスキルをコレクションして掛け合わせても、大したインパクトは生まれず、「掛け合わせの結果」をイメージしてスキル習得をしていくのがポイントであり、非常に重要な点。

これができると、各スキルはトップ1%だったのに、3つを掛け合わせた途端に、1%×1%×1%=0.001%くらいまで戦闘力を上げることができます。

例えば、

・Webデザイン
・動画編集
・料理

という3つのスキルを習得しているのだとすれば、食に関連する事業のプロモーションやマーケティング、広報などの領域ではおそらく0.001%の人材になれるのではないか、というイメージ。

20代のころは、1つのスキルをどんどん極めていくことに価値をおきがちでしたが、広い視点で「自分が0.001%になれる領域ってどこなんだろう?」というのは常に考えながら、キャリア選択や日々の仕事に向き合わなければならないと感じました。